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内容説明
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大人になっても忘れたくない いもとようこ世界の名作絵本シリーズ第7弾!
残酷で…悲しくて…やさしいお話
南へ向かう途中、羽を休めていたつばめにしずくが落ちてきました。見ると金と宝石に飾られた王子の像が泣いています。貧しい人に宝石を届けたいという王子の願いを聞き、つばめは剣のルビー、目のサファイア、金箔を取っていきます。灰色になった王子につばめは命をかけてつかえました。しかし美しかった頃はちやほやしていた街の人々は、みすぼらしい王子を壊し溶かしてしまいます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nana
107
子供の頃読んでショックだったのを思い出した。大好きな絵本。娘チョイス。かわいそうだねーと言いながら読む。自分が読んでいた絵本を我が子が読むのって感慨深い。 名作はかわらないなと改めて。2020/03/02
馨
70
幼い頃に読んだ話でしたが全くストーリーを覚えておらず絵本にて復習しました。王子とツバメの優しいお話でした。人間の愚かさが如実に表れています。最後は神様が助けてくれたということですが、実際はツバメなんて本当は仲間のもとに行きたかっただろうし救いようがなかったが、王子からルビー等をもらった貧しい人々は、像が壊される時何も思わなかったのだろうか?2017/08/20
♪みどりpiyopiyo♪
52
「しあわせの王子さまが、なぜないていらっしゃるのですか?」つばめは、びっくりしてたずねました。■オスカー・ワイルドの『幸福の王子』を何冊か読み比べてます。キリスト教に馴染みがないと、原作の最後の神様の慈しみが分かりにくいのですが、いもとようこさんのこの絵本は、日本の子供にも分かりやすく書かれています。枝葉も大幅に割愛され本筋を理解しやすいかと。■絵は優しく馴染みやすいのですが、王子とツバメ以外の生き物が描かれていないので、言葉だけで想起する力がついた年頃から楽しめると思います。(1885年、2007年)2017/01/06
なつ
40
1900年に逝去したオスカーワイルド。当時の英国はこんな感じだったのだろうか。王子とつばめが目にした世界、光景。富める者・貧しき者、両極端の暮らしをする人々が同じ時代、同じ国にいて、見えるものだけを信用、判断し衝動的な行動を取ってしまう人間がいる世の中。でも今2022年も同じかもしれない。何も変わっていないのかもしれない。銅像の王子が流す涙、炉で溶けなかった王子の心臓だけが本物なのかな…王子の目・手足となり願いを叶えてくれ、ずっと傍に居てくれたつばめと運命的に出逢えた彼はやっぱり幸せだった。そう信じたい。2022/12/23
k sato
35
自己犠牲は昔の価値観。金箔と宝石で作られた王子の銅像が市民の窮状をみて涙を流しています。そこに南の国へ帰りそびれたツバメがやってきて、動けない王子に代わり、金箔や宝石を貧しい人々に届けるのでした。この絵本は小学生のころに読みました。あたらめて読むと、施しは物でなくてもよかったのではないかと思います。物をもらったからといって、必ずしも永久に幸せになれるとは限らないからです。それより、生きる知恵や技術を授けるほうが、相手の恒久的な幸福につながるのではないでしょうか。現代では、双方の幸福を追求すべきです。2023/08/04
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