河出文庫<br> ババヤガの夜

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

河出文庫
ババヤガの夜

  • 著者名:王谷晶【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 河出書房新社(2023/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309419657

ファイル: /

内容説明

世界最高峰のミステリー文学賞
英国推理作家協会賞 ダガー賞 翻訳小説部門
受賞作

世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション!

ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」選出
デイリー・テレグラフ「 スリラー・オブ・ザ・イヤー」選出
「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞

「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった!
『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」
――@thespookybookclub

「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙
「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙
「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙
「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender
「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly

暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
装画:寺田克也/解説:深町秋生

どんどこ血が脈打ってくる。――北上次郎(「本の雑誌」2021年1月号)
まず、この世界を壊せ。話はそこからだ、と作者は言う。――杉江松恋
シスターフッド文学をあらゆる意味で刷新するシスターバイオレンスアクション!――鴻巣友季子
もう一気に読了して最後はナルホド! と唸った。――大槻ケンヂ
友情でも愛情でも性愛でもない、ただ深いところで結ばれたこの関係に、名前など付けられない。――宇垣美里(フリーアナウンサー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

668
率直な感想として「なんで獲れたのダガー賞?」。ジェンダー問題に意識高いように見える著者の経歴込み込みで、作品の評価以外の部分が多分に影響しているのか、ガラパゴス化した日本のミステリが海外からすると新鮮で高品質なのか。どちらにしても、国内の他作品と比べて、そこまで暴力場面が凄惨だとも感じないし、ミステリ的な仕掛けもむしろ蛇足で、いっそ、徹底的に暴力のみでトラブル解決してくれた方が楽しめた。鬼婆=魔女=ババヤガというシンボルが、依子や尚子のイメージと少し違うのも痛いところ。この手の作品への入門編には良いかも。2025/07/26

starbro

354
英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門受賞作ということで読みました。王谷 晶、初読です。5年前の作品なので、新作ハンターとしては、失格です。本書は、ミステリというよりも、シスター・バイオレンスアクション、ダガー賞の高尚さは全く感じられませんが、エンタメとしては大変面白い作品、新道依子のぶっとんだキャラが最高でした。B級グルメのラーメンが、ミシュランの星を獲ったイメージだと思います。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419657/2025/07/19

Kanonlicht

233
著者が女性と知り、驚くと同時に、登場する女性2人の特殊な関係性を「これはこういうものだ」と言わんばかりに余計な説明を一切排して描き切ったところに、なるほどと思った。個性的な人物がたくさん出てくるので、もう少しそれぞれのバックボーンを掘り下げてほしいかなとも思ったけれど、これぐらいの短さで一気に読めるというのも、アクション映画感覚でちょうどいい。2023/07/31

こも 旧柏バカ一代

187
短いと思ったら7万字少しだった。表紙でニューヨークとかその辺りの話かなと思い読んでみるとコテコテの日本の極道が舞台。ただ任侠が薄く暴力が幅を利かせており、マトモな奴は1人として居ない。そこに暴力に強い女がお嬢様の護衛として…スカウト?されてる所から物語は始まる。最後は時系列がゴチャゴチャして混乱したが、綺麗に終わった。北海道の山は凍れるぞ?2025/08/16

タイ子

164
タガー賞受賞でニュースを聞くまで知らなかった作家さんでした。想像以上に面白い作品。流血、暴力承知で読まないとついていけない物語。どんなんや?と思われるむきもおありでしょうが、簡単に言うとヤクザに拉致された女性(これが滅法暴力大好き女)が組の親分の娘のボディーガードを仰せつかるという話。どこの馬の骨とも分からない女がいきなりお嬢様の護衛をするとは組員は面白くないに決まってる。そのうち、組内部の秘密やらお嬢様との絆も…。あっ!と驚く仕掛けにえっ?!な感じ。はい、最初から再読しましたよ。上手いわ~。受賞に乾杯!2025/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21006708
  • ご注意事項

最近チェックした商品