おーづせんせい

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おーづせんせい

  • 著者名:児島秀樹【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 徳間書店(2023/05発売)
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  • ISBN:9784198656195

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内容説明

時は大正11年(1922)、若き小津安二郎は、三重県飯南郡宮前村(現在の松阪市飯高町)にあった宮前尋常小学校の5年男組の担任として、代用教員の職を得た。松竹キネマに入社する1年前のことだ。豊かな自然環境のもと、校長以下、個性的な教師たちとの間を飄々と生きながら、様々な事情を抱えた子どもたちと向き合った日々。1年の教師生活の中で、青年・小津は成長し、恋をし、人生を知り、映画(カツドー)への思いを強めていく。きらきらとした青春時代、小津が映画人としての一歩を踏み出すことになった宮前村での出来事。教え子たちが文集にのこした小津との思い出をもとに描く。本年(令和5年:2023年12月12日)で小津安二郎監督は生誕120年、没後60年を迎える。これまで誰も書くことができなかった日本が世界に誇る映画人の原点は、三重県松阪市で過ごした夏目漱石の名作『坊っちゃん』のごとき1年間にあった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハメ・ドゥースト

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★☆☆小津安二郎が、映画監督とは別の仕事に就いた生涯唯一の一年間。山あいの尋常小学校の教師と子どもたちが紡いだ生涯忘れられない思い出。p.171忘却は人に備わった能力だ。p.12学校でどんな友達と出逢うかは重要だが、教師との出逢いも子どもの人生にとっては大きな影響を与える。特に小学校は、子どもたちが心の苗床を育む大切な時期だ。出逢った教師によって、その後の人生が左右されることもある。p.172自分と同じ誠実さを他人に求めるのは無理な相談なのだ。p.252座学では見つけられない、子どもの才能がある。2023/08/12

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