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内容説明
学生時代からの度重なる逮捕、薬物に溺れた過去、野球賭博事件、そして実兄であるダルビッシュ有との関係……。世間を騒がせ続けた男が、その人生のすべてを赤裸々に綴った初の自伝本!
現在は20万人を超える登録者数を抱えるYouTubeチャンネルを運営するかたわら、大阪府・西成での炊き出しのボランティア活動も行うダルビッシュ翔。
自らの悪名を背負い、それでも前を向くことができた男の人生哲学とは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひつまぶし
4
「西成での炊き出し」が最後に来るからこそまとまる話だろう。定期的な炊き出しをやってもおかしくない場所として釜ヶ崎がある。炊き出しは営利目的を排しておけば基本的に「いいこと」と取られるし、批判も受けない。そういう意味で絶対的なつじつま合わせになる。釜ヶ崎や野宿者問題が社会的にそのような位置づけを与えられているということなのだろう。その他「大企業の炊き出し」という存在しないものを引き合いに出していたり、本人が人夫出しみたいな仕事をやっているにもかかわらず、日雇い労働者の街としての釜ヶ崎に言及がなかったり。2025/07/24