扶桑社BOOKS新書<br> 円安好況を止めるな! 金利と為替の正しい考え方

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扶桑社BOOKS新書
円安好況を止めるな! 金利と為替の正しい考え方

  • 著者名:高橋洋一
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 扶桑社(2023/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594094119

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内容説明

「円安危機」はウソである。「物価の仕組み」から「金融政策」まで、
正しい知識と考え方を学べば、日本経済の問題点がよくわかる!
「近づく円安恐慌」「いよいよ始まる倒産連鎖」「間も無く訪れる株式の死」・・・。
為替が1ドル150円近辺と1990年以来の水準に達したことで、マスコミの報道ではセンセーショナルな見出しが躍り、一部国民の間にも不安の声が高まっている。しかし、円安は日本にとって大チャンスに他ならない。なぜなら、自国通貨安はGDPプラス要因になるためだ。事実、最近の企業業績は好調であり、IMFの予測でも日本は高成長率が見込まれている。
データを重視した数量理論を展開する高橋洋一氏が、今回も多くのデータや図版とともに、得意の理詰めの論法で「悪い円安」論の虚像を論破する!

【内容】
円安はGDPにとってプラス要因/「外貨準備」は埋蔵金/利上げに喜ぶ金融業界/「貯蓄から投資へ」は矛盾だらけ/利回りが高い国債の仕組み/国際金融のトリレンマ/為替レートはどうやって決まるのか/「貿易黒字が得」「貿易赤字が損」は誤解/価格と物価を混同した「スタグフレーション」の誤用/企業物価が上がってもすぐインフレにはならない/デフレ脱却を目指す「リフレ政策」/「インフレ目標2%」は失業率低下が目的/マネタリーベースとマネーストックの違い/「マンデル・フレミングモデル」で説明できる経済成長/日本経済を蝕む七つの俗論・・・・・・等々

【もくじ】
序 章 円安がチャンスである理由
第1章 円高・緊縮病を患った売国奴
第2章 儲け話には裏がある
第3章 海を渡りつつ、悪例になるな
第4章 為替と物価のキホンのキ
第5章 日本経済を蝕む七つの俗論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

復活!! あくびちゃん!

9
毎度のことだが、この著者は(特に経済については)ファクトに基づいた話しかしないので、安心して読むことができる。逆に言うと、この著者以外の経済評論家は、何故これほどまでにファクトに基づいた話ができないのか(所謂定性的な話しかしないのか)。それは(私もやりがちだが)半径2m以内でしか物事を考えられないからなのだ。今の経済状況を知りたい方に、オススメの一冊です。2023/07/20

まゆまゆ

6
かつて円高により苦しんだ日本経済が、今度は円安で苦しむのか。マクロ的には円安によって輸出企業の利益が増え、GDPを押し上げる。日本の輸入依存度は貿易額でGDPの2割程度なのだから、円安による物価高、という説は誤っている、と。最近では物価が上昇しているがまだインフレという状況ではないから金利を上げるべきではない、というのは納得するのに時間がかかる(笑)2023/11/14

jj

3
2023年刊.数量政策学者/嘉悦大学教授高橋洋一氏。悪い円安論を現在の好調な企業業績で否定する。大企業を中心とする輸出企業の利益の一部を補助金などで円安に苦しむ輸入業者中小企業に還元すべきとする立場。アベノミクスを否定し、財政破綻論で緊縮増税路線に奔走中の岸田政権を、岸田家の成り立ち(政治家と大蔵官僚の家系)からの説明は意外と説得力がある。日本経済破綻理由としての少子高齢化危機論・人口減少危機論や消費税必要論の否定的見解もわかりやすい。元大蔵官僚、元内閣官房参与であった著者からの情報提供はありがたい。 2023/12/10

tuppo

3
そういう捉え方もあるんだなあという。現実世界はかように複雑で偶然で成り立ってるのかもしれない飛行機の設計みたいに2023/10/03

Oki

1
確かに円安のメリットは予想以上に大きいのかも。 お金の伸び率と経済成長率との相関も予想よりかなり強い。 (因果関係がどの程度かは別として) 2023/11/07

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