光文社文庫<br> 図書館の子

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光文社文庫
図書館の子

  • 著者名:佐々木譲【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2023/05発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784334795313

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内容説明

猛吹雪の夜、図書館に少年がひとり取り残された。暖房機が壊れ、極寒の館内。突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めた――。(表題作)1931年の満洲。大連のダンスホールで働く千春は、内地からの旅行者らしき青年に恋をする。彼には、胸に秘めた危険な計画があるようなのだが……。(「傷心列車」) 時を旅する者たちの数奇な運命を描く全6編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mike

85
極上の大人のSF小説を読んだ。私はSFはとても苦手。でもこれは吉村昭を彷彿させるシャープな筆致で、構成が見事。あの暗い過去の歴史。もしかしたらどこかで変えられたのかもしれない。現在から過去へ。過去から現在へ。時空を超え翻弄される者たちを描いた不思議な余韻に浸る珠玉の短編集。2025/10/07

dr2006

50
タイムトラベラーたちを待ち受ける運命とは。続きが読みたくなる6つの時間遡行の旅だ。中でも、戦時中の東京、救急外来に運び込まれた謎の男「遭難者」、閉館間近の老舗ホテルの部屋の外は85年前の世界だった「追想ホテル」、満州のクラブで給仕をする千春の前に現れた旅行者の順二。千春は彼がスパイではないかと疑う。義父の横柄から救ってくれたのをきっかけに千春は順二に恋をするが、彼は千春にハルビンへ向かう汽車に乗って欲しいと一人分のチケットを渡す「傷心列車」が特に良かった。大好物なジャンル♡他の作品も読みたい。2025/12/30

Roko

31
「遭難者」は、たぶん聖路加病院へ運ばれたのでしょう。そこの医師が語る物語に引き込まれてしまいました。どの物語も、タイムトラベルによって引き起こされたものです。その時代へ行こうとして行った人もいれば、偶然にその時代へやって来た人もいます。元の世界へ戻れた人も戻れなかった人もいます。「傷心列車」の彼は、タイムトラベルしてまでやりたかった仕事は上手く行かなかったけれど、彼女との約束は守りたかったのです。この後、どうやって生き延びていったのか?それとも?なんて思いました。2023/07/19

一笑

28
2019年、2020年の作品。6編の短編集です。時空を越えた人達が登場するから、タイムトラベラー物といっていいのかな? 佐々木さん、この頃よりこういった淡々と語る形の作品が多くなったように思う。こういった作品も悪くはないけれど、私はやっぱり警察物が好き。タイトルの「図書館の子」は図書館に残された子供と正体不明の男とのやりとりがなかなかだったけれど、ちょっと期待はずれなところもあった。佐々木さんは現在75歳。もう警察物は書かないのだろうか?2026/03/03

ちょん

27
「僕だけがいない街」でタイムトラベラー系を読みつつ、こっちのタイムトラベラーも読んでました✨これもまた切ない。上手くいったのかいってないのか!なんとも歯がゆさが残るタイムトラベル。時代背景が難しいところのチョイスだったのですが短編だったので1話1話読みやすく何とかついてけた✨2023/06/21

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