内容説明
本書は、LGBTQ+のクライエントに対応できる専門家になるためのテキストである。クライエントが安心して相談できるカウンセリングの場を提供できるよう、支援に必要な知識やスキルをのみならず、クライエントへの関わり方を大きく左右する、自身の価値観やものの見方、バイアスに気づくためのワークなども紹介する。
多様な性に肯定的で敏感な心理支援者となるための必携の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
165
異性愛文化に埋没して生きてきた私にとって、それ以外の愛に気づくために必要な本。支援者向けだが、平易な書き方をしているので人との接し方において注意すべき点がよく判る。例えば、ジェンダーアイデンティティが人種や世代などと交差的・多層的であるということは、凡ゆる人間関係において注意したい。印象に残ったのは老年期の章で、この人達が長い苦しみを経てジェンダーアイデンティティを確立していく様は、まるでそれぞれに成長し枝を広げていく老樹のようだった。ジェンダーの多様性をこうした自己実現の可能性として理解できてよかった。2025/09/04
いとう
4
性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(日本精神神経学会 性同一性障害に関する委員会)やトランスセクシュアル、トランスジェンダー、ジェンダーに非同調的な人々のためのケア基準(WPATH)があるが、本書は心理支援に特化してまとめられている。概念整理、歴史、各セクシュアリティが直面する問題、老年期も含む各発達段階の生きづらさ、アセスメント、家族や兄弟支援、各セクシュアリティ間で生じる葛藤などなど。想定事例が書かれ、どのような関わり方(関係の結び方)がふさわしいのかを詳解しており、非常にわかりやすい。2024/07/12
空白
4
国内外の先行研究が多岐にわたってまとめられてて非常に良い…(しみじみ) マイクロアグレッションやスティグマについての言及もあった。家族支援やセクシュアリティ受容の発達段階はこの本でほぼ初めて知ったので、読めて良かったと思う。 個人的には性的マイノリティに対するバックラッシュ言説とその対処も知りたかったけど、それもある意味スティグマのひとつと言えるかもしれない。2023/06/14
いとう
3
再読 診察室、相談室が安全な空間であるために、支援者には、気づき、知識、スキルだけでなく、動機付けが必要である。2025/03/10
takao
1
ふむ2024/08/26




