内容説明
昭和のおおらかだった時代の鉄道には、今では信じられないような光景が繰り広げられていた。そんな、もう見ることのできない、古きよき語り草となった鉄道の名場面を特集した一冊。あまりの混雑にドアを開けながら走った衝撃的な光景や、複数の行先の急行がひとつの列車として走った多層建列車など、かつては当たり前だったけども、今ではもう見ることのできなくなった鉄道の“迷”場面を写真とともに振り返ります。
目次
1章 今ではありえない鉄道シーン
2章 もう見ることのできない鉄道員の雄姿
3章 記憶に残しておきたい車両
4章 今となっては貴重な列車風景
5章 バラエティーに富んだ鉄道貨物輸送
6章 とても懐かしい車内の様子
7章 もう見ることのない鉄道施設
8章 駅に当たり前にあったシーン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
128
「迷場面」と若干軽いタイトルであるが、内容は「今では見るのも叶わぬ懐かしい鉄道風景」である。「闘争電車」や「だるまストーブ」と言われて即座に思い起こせる人も少ないだろう。六点もそれなりにおっさんであるが、現物は見たこともないものばかりであった。1970年代~80年代にかけての懐かしい風景を見てほしい。六点は知らん時代なんだけど(見栄を張るな)線路を歩いていたり、タバコを車内で吸っていたり、今では考えることも出来ない風景である。特に戻りたくはないが。2023/05/08
kaz
1
全部か全部あり得ないのかどうかわからないが、懐かしい写真ばかりであるのは間違いない。図書館の内容紹介は『線路上で遊ぶこどもたち、オレンジカードの車内販売、出荷組合員指定車、西武鉄道山口線「おとぎ電車」、戦車輸送、ボックス席で将棋をさす人、単灯式信号機…。思わず目を疑う? 懐かしい鉄道の光景の数々を写真で伝える』。 2023/09/01