内容説明
広告代理店、ニュースサイト編集者、ベストセラーの著者として常に時代の先端を走ってきた著者が、突如セミリタイアして、東京から地方に移住。そこから見えてきた、新しい日常、ビジネス、人間関係のセンスを伝授。著者の半自伝にして、日本論、そして人生にも仕事にも効くポストコロナ時代の「捨てる技術」を開陳――。【「はじめに」より】本書は「決別」をテーマにする。元々の私の専門分野たるインターネットからの「決別」に始まり、負担の少ない人生を送るための決別・捨てることについて述べる。一体何なんだ? この監視社会は……。リアルでもネットでも監視のし合い。実にくだらない社会である。こうなったら自分が大切だと思うもの以外は一切捨ててもいい。私のこの一連のまえがきに「こいつは非常識だ」と思える方は私とは合わない。それでは、ありとあらゆるものから決別することにより、幸せな人生を皆さまお送りくださいませ。
目次
第1章 世界から離されてしまった悲しき老衰国・日本
第2章 マスクとの決別
第3章 ケチになり過ぎた惨めな日本人、コスパ・無料信仰との決別が必要
第4章 日本のバカ空気と競争との決別
第5章 人が1人いることにより人生が変わるということ
第6章 様々な決別 人間との決別 または、日本が終わった3日間
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ossan12345
6
コロナ対策に明け暮れ劣化した日本の3年間。テレビが煽り立てる恐怖のコロナ感と意見対立を、SNSのエコーチェンバー機能がひたすら先鋭化し、大の大人が小学生じみたゼロサム議論を繰り返す。全く不毛で感情的な罵りあいが今だに続くこの国には、やはり科学も合理性も民主主義も根付いていなかったのだなあとしみじみ。ただこの本、誤植が多過ぎる気が・・・覚えてる最後の方だけでも「撲(僕?)」「日本全体を多く(覆う?)~空気感」編集を急ぎ過ぎたのかな??2023/02/22
ざっく
6
けっこう過激な主張の本だったな。筆者はネットニュースの編集者の経験もあり、読まれる記事を書こうと思ったら主張が過激になっていくのかな。自分は他人を嫌って生きていけるほど強い人間ではないので、筆者を強い人間だと感じた。当然、出会いがあれば、別れもあり、自分は別れが怖いので出会いを抑制している部分があるので、別れを恐れずに出会いを求めていかなければならないのかな。考えてみると、小学校中学校時代に不幸な経験が少なかったのも、幸運だったなと気付かされた。2023/02/11
Asakura Arata
4
この本の中に要らない情報を捨てている感じ。もっと唐津の生活の素晴らしさを語って欲しかったなあ。2023/02/10
CEJZ_
3
1P15行。2023年刊。中川淳一郎という人の本は新書でよく目にするなあと思い、前から何か著作を読んでみたいと思っていた。主として日本におけるコロナ禍社会との決別が著されている。面白いなと思った。また中川淳一郎の本を読んでみたいとも思った。第3章で、著者夫婦が子どもを持たない方針を仮想の家族に例えて説明しているが、その子どもの名が「ひろし」で、いつの時代も中庸な名の例えの代表名はひろしなんだなと、なんだか笑ってしまった。ひろしという名の男性は多いだろうけども。2023/03/21
Takuya Tsujimoto
2
読んでいて、賛否は別にして、日本的な特質を ついており、こうゆう意見はすがすがしい感じがします。2023/05/26