ちくま文庫<br> 自分の仕事をつくる

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ちくま文庫
自分の仕事をつくる

  • 著者名:西村佳哲【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2023/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480425577

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内容説明

仕事とはなにか。「いい仕事」はどこから生まれるのか。仕事を「自分の仕事」にするためにはなにが必要か。八木保を、柳宗理を、ヨーガン・レールを、パタゴニア社を、ルヴァンを、象設計集団を、さまざまな「いい仕事」の現場を訪ねた貴重な記録。働き方が多様になってきた時代、迷ったら立ち戻りたい働き方のバイブル。文庫化にあたり10年後のインタビューを2本追加。

目次

まえがき/1 働き方がちがうから結果もちがう/八木保さんをサンフランシスコに訪ねる/つくる力は「観察力」にしたがう/モノづくりと身体感覚/象設計集団を北海道・帯広に訪ねる/「時間」は資源である/企画書に書き表せないもの/柳宗理さんを東京・四谷に訪ねる/「デザインのためのデザイン」ではなく/IDEOのボイルさんをパロアルトに訪ねる/トライ&エラーという唯一の方法/パタゴニア社をベンチュラに訪ねる/ドラフトの宮田識さんを東京・恵比寿に訪ねる/人が成長するしくみ/〝ファシリテーション〟というマネージャーの仕事/「自分で考えなさい」ということを教える/心臓のチャックをひらく/力を引き出す/小林弘人さんを東京・お茶の水に訪ねる/やり方がちがうから結果もちがう/2 他人事の仕事と「自分の仕事」/仕事を「自分の仕事」にする/「自分」を掘り下げることで他人と がる/植田義則さんのサーフボードづくりを訪ねる/甲田幹夫さんのパンづくりを訪ねる/矛盾を感じさせない仕事とは/ヨーガン・レールさんのモノづくりを訪ねる/意味のないことには関わりたくない/美意識としての環境問題/深く入ることで見えてくるもの/本当は自分のものを自分でつくりたい/馬場浩史さんの場づくりを訪ねる/身体もモノづくりの環境である/余所でなくこの足もとに積み上げる/ファインモールド社のプラモデルづくりを訪ねる/大手プラモデルメーカーから移ってきた若者/空を飛ぶ「紅の豚」をつくる/「つくり手の気持ち」という品質/「馬鹿」になる?/頼まれもしないのにする仕事/3 「ワーク・デザイン」の発見/新しいオフィス像を探そう/「オフィス・ランドスケープ」/空間は人に働きかける/見えない仕事場:マネージメント/1分間マネジャー/ワークデザイン研究室との出会い/私たちは「仕事」を買いに会社へ通っている/働き方研究のはじまり/【コラム】/深澤直人さんに聞いた働き方の話/伊藤弘さんに聞いた働き方の話/黒崎輝男さんに聞いた働き方の話/あとがき/謝辞/補稿 10年後のインタビュー/馬場浩史さんを益子に訪ねる/ここでの暮らし・ここでのものづくり/甲田幹夫さんを上田に訪ねる/わたしたち/文庫版あとがき/解説 ファックス・ズゴゴゴゴの頃から 稲本喜則/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

58
良い自分の仕事づくりとは、自分が魅力を感じるものをとことん突き止めることで普遍的なものへと昇華するってことなんでしょうね。2017/07/01

あきら

54
言ってることはすごく共感できるし、素晴らしい。 「でも」って言ってしまう、思ってしまう。ひと握りの人だと。 本に載ってる人達は、ひと握りの人になりたくてやってるわけじゃないんだよなあ。 読む人、立場によって考えが分かれそうな本です。 2021/04/19

アナクマ

48
働く動機をどうやって調達してますか?思い浮かぶ対価は?◉働き方のことばっかり考えてる友だちが(少し昔に)取材してきた話とその思索を、緑陰のウッドデッキでコーヒー飲みながら聞いてるみたいな。あるいは働き方の相談相手してもらってるような。◉いい仕事とは?ありがとうと言われることの意味は?フワフワした本に見えても忌避するな。起業のススメでもない。働くことの本質を探求する旅に連れ出される。仕事。いのちを費やしてんだから、甲斐は欲しい。2018/06/30

けぴ

44
「とりあえず、こんなものでよいか」そんな感じでした仕事は相手にもその感じが伝わる。「手抜きしない本物の仕事を!」そんなメッセージを感じる本でした。時代が10年以上前なので現在はインタビューされた人達はどうなっているのか知りたい。2020/02/07

kana

40
オフィスやマネージメントの大切さ、日々の働き方、キャリアの築き方まで、広範囲に渡りわくわくいろんなことを考えました。インタビューを受ける方々の働き方は極端な事例ですが、《仕事は自分をつくり、自分を社会の中に位置づける、欠かせないメディアである》《いつでも、どこでも、誰とでも働くことの自由を、自分自身の力で獲得すること。》など、そのベースとなる思想の部分で共感できるところが多かったのも意外でした。私も以前より、“自分の仕事をつくる”感覚がわかってきて、そういう仕事のできる環境にいられる幸せに改めて感謝です。2015/03/11

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