内容説明
注意を惹くことが利益となり、虚実混交する規制なき認知市場。そこにスマホで繋がれた人類の未来とは。認知社会学で解く行動と心理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
16
紹介文と序文がめっちゃ面白かったので期待値マックスだったのだが、面白さもそこがマックスだった。残念。。。文明の発展によって、かつてないほど増大した脳の自由時間(=暇)。しかし自由時間は(過去の進化によって方向づけられた)ホモサピの心理的性質と最新テクノロジーの悪魔合体によって、フェイクニュースだのデマゴギーだのといったろくでもないものしか生み出さないかもしれない。。つまるところ「小人閑居して不善を為す」ということなら、大人になるための知恵が必要なんだが、そこはとくに言及なし。2023/06/17
takao
2
ふむ2024/09/02
wasabi
1
大著っぽい装丁と価格だが、中身はうーん。。。「文明崩壊」と大風呂敷広げたわりには、書いてあることは人類は歴史上かつてないほど余暇の時間が増えたのにしょうもない情報や娯楽に振り回されてる。もっと他にやらなきゃいけない事があるだろ!と、新聞の投書欄レベルの内容でダサダサ。悲観論はけっこうだがその上での提言はもっと面白いものにしてくれないかね。2023/07/17
Lieu
0
一つのトピックを深掘りする本格的な学術書というよりは、現代人の可処分時間や注意資源にまつわる様々なテーマにアイロニカルな文体で斬り込むエッセイという感じ。しかしデータや注はきちんとしているので安心感をもってすらすら読める。強い感情を引き起こすが中身のない情報に振り回される現代。スポーツのような趣味があっても根本的なデジタルデトックスは難しいが、こういう本を時々読むことは数少ない処方箋かもしれない。2024/09/16
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