内容説明
「鏡のうらには、・・・・・・がある」――。
クラスの人気者のあの子や、成績優秀なあの子。うまくいっててうらやましいな、コンプレックスで悩みまくりの自分とは違う世界の子たちだ・・・・・・そう、思ったことはありませんか? そして、そんな風に思ってしまった自分がさらに嫌いになってしまったり。
でも、あなたが見ている、彼ら・彼女らの姿、それって、本当の姿なんでしょうか?
どんな人だって、親にも友達にも言えないことを心の中に抱えているもの。
そんな人の前に、鏡の中の世界は現れます。
「鏡のうらのカガミさん」に会える人は特別。さぁ、あなたも鏡の前に立ってみて。
カガミさんのサロンに招かれたとしたら、それは・・・・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いなこ
2
努力がTOPまでいかない私。2人の男子が好きな私。演劇が好きな地味で冴えない私。バレーボール部の1年生レギュラーの私。からかわれつづけている僕。受かるはずの受験に失敗した私。心の中に抱えている中学生たちに謎のカガミさんがアドバイス。6話短編。化粧や化粧品の注釈あり。見方をかえれば周りや世界観も変わる。悩みながらも、正しいと思う方へ進んで欲しいな。2023/07/03
すあま
0
「鏡を見るときは、目線を上げて」 思い悩む中学生を各章ごとに取り上げている。 鏡に映る自分を見て、何か思ったとき鏡のウラに引き摺り込まれる。引き摺り込まれた先にいるカガミさんは特別なことはなにもしない、ただその子にあったお茶を出し、メイクを施すだけ。でも何か不思議と心が軽くなる。前を向ける。 魔法と現実のバランスがちょうど良く、もしかしたら私もウラに招かれるかもしれないとそんなふうに思える作品だった。 私がこの年代だったらもっとハマって読み返していたと思う。2025/06/11
river1031
0
子どもがちょっと怖そうと言いながら借りてたけど、中は意外な展開。そしてメイクについて勉強になった。表紙からは想像しなかった展開だけどそれはそれで楽しめたみたいだ。2023/12/17




