内容説明
K県見幸市を統治する佐久間種苗を襲った細菌テロは、100名超の研究員を殺害する。事件を追う高層民のコチ、国境警備隊の来未、元刑事の尾藤の前に立ち塞がる「アブソルート・コールド」とは?『プラ・バロック』の著者が、令和日本に放つサイバーパンク巨篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
63
結城さんお得意の無機質な世界のSF小説。映画のブレードランナーとかマトリックスの世界。 バイオに人工知能とか情報化社会。 コロナ禍の3年で急に変化して顕在化してきたワクチンとか5Gとかマイナンバーとかの用語を見ると、この小説の世界へと徐々に進んでいく感はある。 でも無機質過ぎて哀しい世界。 正直、難し過ぎてよくわからなかった。特に人工知能とか(デュポン計画)とか。2023/07/13
rosetta
35
★★★★☆かなり濃厚で自分にとってはリーダビリティが良いとは言えない文体で読了まで時間がかかってしまったが決して嫌いな訳では無い。世界観はブレードランナーを想起させる、市民に階層があるディストピア。高層ビル群の屋上にバラックを建て商店まで作って暮らしている下層市民。見幸市は巨大企業佐久間種苗(遺伝子組み換え作物から始まり生命工学、AI技術を独占)に支配されている。隣接するK県から不法に移民しようとする市民をバンバン射殺している。陰謀とネット空間での生命、市警と企業の主導を巡る確執。サイバーパンクの傑作2023/07/12
本の蟲
13
企業が統治する未来都市を舞台にしたサイバーパンク? 屋上スラムを根城にする「高層民」。遺体の死に際の記憶を読み取れる新技術。経営方針を決定する超AI等、好みのガジェット山盛りなのだが、全く面白くなかった。特に構成に難あり。メイン3人の視点が次々切り替わるが、終盤での加速も緊迫感もなし。一人は丸々削除しても話が成り立つ。情報が錯綜している状態を描きたかったかもしれないが、錯綜ではなく出来事を並べただけの印象。登場人物の言動にも終始違和感がつきまとう。前々から気になっていた作者だが、もう手に取ることはなさそう2023/07/19
りちゃ
8
そうそう、この色のない、太陽が似合わない感じ結城作品だ(勝手にそう思っている)。主人公のコチがただ者ではない感じを見せてくる。何でこんなに賢いのかと、単純に驚いてしまう。何をもって生存しているというのか。この世界での幸せって、何なのだろう。2023/06/25
としくん
7
正式な市民ではないコチがこの先どのように生きていくのか?クルミはコチとの時間を思い出すのか?人工生命である雫は人と呼べるのか?百はコチとともにどのような冒険をするのか? 尾藤と娘の行く末は?量子記憶装置はどこへ行ったのか?見幸市から逃げた情報生命はどうなるのか?佐久間種苗はどんな会社なのか?なんかどれも中途半端に終わっていますね。登場人物は一人一人魅力的で生命工学と情報工学が進歩した世界で繰り広げられる話の展開はとてもおもしろかったので続きが読みたくなります。 この本が序章であることを望みます。2026/06/11
-
- 電子書籍
- 左遷されたギルド職員が辺境で地道に活躍…




