日本経済新聞出版<br> 環境覇権 欧州発、激化するパワーゲーム

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日本経済新聞出版
環境覇権 欧州発、激化するパワーゲーム

  • 著者名:竹内康雄【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 日経BP(2023/04発売)
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  • ISBN:9784296115969

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内容説明

■コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻のなか、環境問題対応を加速し、世界をリードする欧州。「安全保障色を強めるグリーンニューディール」「欧州に世界が追随するカーボンプライシング」「排出削減の切り札・水素をめぐる技術開発と世界標準化競争」「1京円のカーボンゼロ・マネー争奪」など、対立とルールづくりのパワーゲームを活写する。

■著者はパリ、ブリュッセルで長年このテーマを取材してきた日経記者。

目次

第1章 「環境」で世界を変える
第2章 「環境」、欧州政治の中心に
第3章 EU、第三国に対策迫る 「環境」を錦の御旗に
第4章 米中を動かせ 国際交渉最前線
第5章 激変、世界のエネルギーミックス
第6章 カーボンプライシング、EUの根幹 世界の潮流に
第7章 新技術を追え
第8章 マネーの流れを変える 100兆ドル争奪戦
第9章 ライフスタイルの変革じわり 多消費型から循環型へ
終章 世界と日本の針路

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

7
EUが環境問題に対して主導的立場に立ち、影響力を拡大させている背景・現状の詳細を分析レポートしています。4億人の市場を抱えEU内の国々の思惑は異なるが、環境問題で纏まり、米GAFAなど巨大企業に牛耳られている世界への対抗意識を燃やし、一矢報いようとする意識があることを解説しています。但し、原発と天然ガスの利用については、規制「高レベル放射性廃棄物処理施設を作る!」という条件付きで継続利用「可」とした苦しい判断をしているところが気になるところ。二酸化炭素排出権に値付けするという発想は驚くが、効果が出ている!2024/09/22

じゅんぺい

1
世界経済の中心はアメリカ、中国ながら、なぜか環境動向の中心にいるEU。制度設計が早くそして上手なんだなと。世界は先進国4億人ものマーケットは無視できず、EUの作った高いハードルに合わせざるを得ない。環境という誰もが否定できない分野で自分達のルールメイクにより、ジャイアント企業も創出していく。非常に各国の思惑が理解できる読みやすい本だった。2023/11/03

kk

1
欧州各国がどういった背景の中、環境に今取り組んでいるのかについての本。単純に環境のためにという中ではなく、年々影響力を失ってしまっている欧州が世界への影響力を行使する最後の抑止力としての側面もあるのだろう。2023/09/27

Masaki Iguchi

0
先行者利益をとりにいく強かさ。2025/03/15

Jun Morita

0
ネットゼロ、ネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーなどの動きの多くは欧州発となっていますが、その流れについての詳細なレポートとなっており、非常に興味深く読むことが出来ました。脱炭素ではCBAMなど欧州によるルールメイキングにより世界のスタンダードとなりつつありますが、地政学や安全保障といった背景のなかで、環境問題において団結するEUのしたたかさは印象に残りました。2024/03/07

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