ブレトンウッズ体制の終焉 - キャンプ・デービッドの3日間

個数:1
紙書籍版価格
¥4,400
  • 電子書籍

ブレトンウッズ体制の終焉 - キャンプ・デービッドの3日間

  • ISBN:9784326550913

ファイル: /

内容説明

1971年8月13日から15日の週末、キャンプ・デービッドで行われた秘密会議で、ニクソン大統領と上級顧問はドルと金の結びつきを断つことを決定した。これは、金本位制の決定的な終焉であると同時に新しい通貨秩序の始まりでもあった。著者はこの素晴らしい本の中で、何が起こったのかを詳細に説明し、今日の教訓を示している。

目次

訳者まえがき
凡例

序章

I 幕開け
 第1章 リチャード・ニクソン大統領就任
 第2章 経済危機
 第3章 ドル取り付けへの懸念

II 配役
 第4章 リチャード・M・ニクソン
 第5章 ジョン・B・コナリー・ジュニア
 第6章 ポール・A・ボルカー・ジュニア
 第7章 アーサー・F・バーンズ
 第8章 ジョージ・P・シュルツ
 第9章 ピーター・G・ピーターソン
 第10章 そのほかのプレーヤーたち――ポール・W・マクラッケンとヘンリー・A・キッシンジャー

III その週末
 第11章 門前のオオカミ
 第12章 8月13日 金曜日
 第13章 8月14日 土曜日
 第14章 8月15日 日曜日

IV 終幕
 第15章 波紋
 第16章 新通貨体制の模索
 第17章 スミソニアン合意からジャマイカ合意へ
 第18章 キャンプ・デービッドの3日間を振り返って
 解題 『ブレトンウッズ体制の終焉:キャンプ・デービッドの3日間』――政策形成プロセスのドラマ[浅沼信爾]

著者のノート
謝辞
主要人物および役職

文献
原注

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

93
1971年の2つのニクソンショックは、戦後の冷戦構造を支えてきたアメリカの外交と経済の基本原則を大転換した。特に事実上の変動相場制への移行を各国に強要したドルショックは、ブレトンウッズ体制を成立させたアメリカ経済の強さが失われた現実をニクソン政権が冷徹に捉えていた結果だった。無論そこには無数の誤謬があり、制度や信頼が壊れた部分もある。しかし従来のやり方を固守するだけでは激変する世界に対応できないと理解していたニクソンなればこそ、鮮やかな政治決断を下せたのだ。彼が大統領だったことは世界史の幸運かもしれない。2023/04/14

TK39

8
アメリカによるドル切り下げ、金とドルの交換の停止の決定過程のドキュメント。戦後経済のアンカー役を務めてきたアメリカがその役割を手放し、国際経済秩序の転換となった重要な決定がいかに決定されたか。ニクソンは動機はともあれ、中国との国交回復など重要な決定を行った大統領であった。 この後、オイルショックがあり、世界経済は混乱したが、アメリカの政策変更をニクソンが行なっていなかったら、より混迷の度を深めていたのではなかろうか。2024/01/20

人生ゴルディアス

5
ニクソンショックはどのような経緯で起こったのかについて、キャンプデービッドでの会議を率いた面子に焦点が当てられるため冗長な感は否めない。その代わりに意義深いところを理解できた気がする。かなりいきあたりばったりだったのだ……と。けれど固定相場制はもはや維持できない状況で、紳士的な議題提案などしようものなら世界中で無限の駆け引きと混乱が起きたであろう、とする著者の主張は納得できるし、当時の政権もそう判断したのだろう。それに政権内部が思想的にバラバラでもなんとなく最適解にまとまっていく様子はすごく興味深かった。2025/11/17

緑のたぬき

1
ドル切り下げにいたる過程が政府関係者の行動、発言を中心にまとめられており、とにかく長い。当時の雰囲気を知るには良いかもしれない。この当時から日本に防衛費負担しろと言ってきていた。2024/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20452735
  • ご注意事項

最近チェックした商品