科学で宗教が解明できるか - 進化生物学・認知科学に基づく宗教理論の誕生

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科学で宗教が解明できるか - 進化生物学・認知科学に基づく宗教理論の誕生

  • 著者名:藤井修平
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 勁草書房(2023/05発売)
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  • ISBN:9784326103171

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内容説明

21世紀に登場した、進化論や認知科学を用いた宗教理論。本書は、この科学的宗教理論が宗教研究にどのような新展開をもたらし、宗教についてどこまで明らかにすることができたかを、その方法論、成立経緯、批判および思想的役割の分析を通して解明を試みている。本書により、宗教の科学的研究の基礎を知ることができる。

目次

序論 問いと視点、研究方法と先行研究
 1 本書の問いと目的
 2 理論研究の三つの方向性
 3 科学的宗教理論を取り巻く背景
 4 現状の問題点とその解決方法

第1章 エリアーデ批判以後の日米宗教学の道程と課題
 1 エリアーデ批判の論点
 2 エリアーデ批判以後の北米宗教学における論点
 3 日本における方法論上の議論の受容とその傾向性
 小結

第2章 進化生物学における宗教理論の発展
 1 進化的視点とは何か
 2 社会生物学の提唱とその批判
 3 社会生物学を継承した人間行動研究手法の発展
 4 進化生物学的視点に依拠した宗教理論
 小結

第3章 宗教認知科学の成立
 1 初期のCSR理論──ローソンとマコーリー、ボイヤー、ホワイトハウス
 2 初期のCSR理論の共通点──人類学、心理学および認知科学
 3 一分野としてのCSRの成立過程
 4 理論の総合と共通見解の確立
 5 CSRの研究成果と以後の展開
 小結

第4章 科学的宗教理論がもたらした論点
 1 普遍主義/個別主義
 2 説明/解釈・理解
 3 還元主義/非還元主義
 4 科学的宗教理論の「宗教」概念
 5 科学的宗教理論の「科学」概念
 6 既存理論との共通性
 小結

第5章 科学的宗教理論が内包する反宗教思想
 1 科学的宗教理論に依拠する無神論とその批判
 2 いかなる点で科学と宗教は対立するか──暴露論証とナチュラリズム
 3 宗教的ナチュラリズムの成立
 4 宗教的ナチュラリズムの諸側面
 小結

第6章 科学と共存する宗教思想
 1 神学をめぐる論争の再考
 2 科学的宗教理論における科学と宗教の統合
 3 宗教に親和的な科学としての効用自然神学
 4 科学的宗教理論のもたらす社会的・政治的帰結

結論
 1 科学的宗教理論の背景としての知の変動
 2 科学的宗教理論の三つの側面における意義
 3 科学・宗教・科学と宗教
 4 今後の宗教学の可能性

あとがき

用語解説
参考文献

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