幻冬舎単行本<br> 転落

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幻冬舎単行本
転落

  • ISBN:9784344041134

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内容説明

アホの友達二人から「本出すから読んでくれへんか?」って頼まれた。読んだ。一気に読んだ。俺もアホの友達二人に頼もかなぁ。
「この本映画化させてくれへんか?」
               ーー千原ジュニア

ペットボトル事件 × 約7億円の投資トラブル…とにかくかっこ悪いおっさんたち。「TKO」とは何なのか?


<失敗したことのある、すべての人へ…ネットニュースの見出しで彼らを理解した気になるのはもったいない!>

お笑い芸人TKO波乱万丈の半生を、二人へのインタビューを基にして小説家・浜口倫太郎(『22年目の告白』etc.)が笑って泣ける物語に!


1987年、大阪の大東市。地元で人気者だったヤンチャな少年、木本と木下は、ダウンタウンのライブを目にする。地を揺らす衝撃。鼓膜を破りそうな歓声。「カッコええなぁ……」。彼らは芸人になることを決意し、松竹芸能へ入所する。しかし待っていたのは、鳴かず飛ばずの日々。『よゐこ』『千原兄弟』など天才たちに打ちのめされ、一念発起し東京進出を目指すも失敗。公園でダンボールを敷いて寝る始末。しかしついに『爆笑レッドカーペット』でブレイク。やっと花開いたかと思ったが、木下が「ペットボトル事件」を起こし松竹芸能を退社。そして、木本も……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiroshi

5
完全ノンフィクションではない。私小説的だし、少し鼻につくよな記述や心象表現は「共著者」の空気か。コンビお二人は、テレビでも良く観ていたつもりだし、売れ出しにそんな苦労しているとも、そして自分と同年代っだことも知らなかった。そこは「関西圏」リアルとの違いも。それぞれの「不祥事」も報道は観ていたけど、それほど大騒ぎすることか?というのが率直な印象。装丁は良い気がする。写真も。2024/01/24

ワンモアニードユー

5
おや、と丸善で見かけて手に取りました。ほぼ同世代のお笑い好きとしては興味深く読みました。まさに転落とはこういうことだと思いつつ、えげつない苦労があったのだとも新鮮に驚き。大阪の若手の時は人気あったし。一気読みできるくらいに面白くはあります。2023/04/27

knockknock

4
85-木本視点で書かれるTKOの自伝的小説。浜口倫太郎の文章がとにかく読ませるし、面白くて一気読みしてしまった。前半は普通のエッセイっぽい感じなんだけど後半の2人の不祥事の流れ、特に投資のほうでポンジ・スキームにハマっていく様(しかも2回続けて)はほとんどホラー…。読み物として、小説としてかなり面白かった。芸人の半生を書いた本の中では最高峰と言ってもいいかも。コントライブツアーやるし見に行きたい。2023/07/17

a.i

4
★★★★ ファンではなかったけれどとても興味があり、しかし購入するほどでもなかったので図書館でリクエスト笑。 休日の午前に一気に読めてしまうほどには面白かったし、泣けた。またコントが見たい。2023/06/18

Tak

3
ずっと積んでいたがふと気になって読み出したら一気に読んでしまった。面白かった。吉本派で松竹は少し下に見てたのでTKOも微妙やなと思ってたし2人の騒動見て偉そうにしてたらアカンなと思っていたがこの本を読んで頑張って欲しいと思った。2023/12/15

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