内容説明
わかりあえない他者と生きる思考法
多様性よりも「複数性」を、そして何よりも人間の「平等な自由」を実現するために――。カントに始まり、功利主義、ロールズ、リバタリアニズムなど定番の要点をしっかり押さえたうえで、デモクラシーの価値を根底から問い直す。「今だけ・自分だけ」の発想を乗り越えて、政治的意思の違いを互いに解消することなく、共に生きていく視点を身につける「新しい教科書」!
*電子書籍版には収録していない資料写真がございます。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バーニング
4
自分が早稲田の学部生だったころは本書を半分担当している谷澤先生の「現代政治理論」の講義で初めて政治理論や公共哲学という分野に触れることができたが、今の学部生は必修科目なので早くから触れることができるというのはちょっとだけ羨ましいなと思った。内容的には入門的かつ網羅的であり、同時にロールズとセン、ハーバーマスに依拠する部分が大きい。そこはいかにも齋藤・谷澤らしさが出たテキストだと思われる。2025/07/18
_udoppi_
2
10年前勉強していたころと比較して、リベラル・コミュニタリアン論争が消えていることに時代の移り変わりを感じた2025/04/10
2
早稲田大学の看板学部である、政治経済学部の共通授業の教科書として編まれた書籍。教科書だけあって非常に網羅的に書かれておりこの一冊を読めば基本的な公共哲学を押さえることができるだろう。何回も読んで知識を頭に入れたい。2025/03/08
takao
2
ふむ2023/05/13
marukuso
1
教科書として書かれたようで、ベンサム・ミルの功利主義、ロールズの正義論、センのケイパビリティアプローチ、ジェンダー、ケア論などなどオーソドックスに思想史を辿れる。世界は複雑だし、画一的な価値観ではまとめきれない。社会をどう気づくかはまず各人自身がどういった価値観であるのかを認識する必要があると思う。そこから本書で紹介されている各思想家たちの論に共感できるか、また批判できるかが大事な気がした。2023/07/17
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