内容説明
お金は貯めるより使ってきた群さん。同年代がリタイアを始めるこの頃、まだまだ現役で働きながら、老後も気になってきた。さらについて回る身内との金銭トラブル……年金、保険、親の介護、実家の相続など、山積の問題さあどうする?
「老後2000万円問題」が取り沙汰され老後の不安が増す中でも、読むだけで肩の力がちょっと抜ける。お金にまつわる視野が広がる実録エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のんちゃん
51
群ようこさんの老後の生活とお金の話。私も還暦を過ぎ、友達も専業主婦だった人も孫ができる年になり、バリキャリで部下何十人を束ねていた仕事人間の人もリタイアし、皆、一様に自身の経済の事を語る様になったので、このタイトル、すごく気になり読んでみた。老後のお金の使い道には老親の世話と言う事も少なからず含まれてくる。ご意見を伺い、ごもっともと思ったり、もう少しお考えになった方が良いのでは、と思ったり。話はかわるが、この方、勝手者だったご家族を憤りながらも許しておられるので、きっと欲深かではないのだなと納得した。2024/05/09
新田新一
49
加齢とお金の使い方という誰が悩みを持つことを、群さんらしい率直な文章で書いた長編のエッセイ。他の本でも書かれていた弟さんと相続をめぐる諍いが詳しく書かれています。お金や財産のことが絡むと、家族同士でも面倒な問題が起こることが分かります。自分の貯金の額もさりげなくほのめかされていて、群さんらしいと思いました。人生は、お金よりも友達という結論は私も賛成です。猫好きとしては、群さんが猫との生活を大切なものと考えていたことを知り、嬉しくなりました。2026/04/11
わんつーろっく
37
群さんのエッセイはもういいや!と思っていたが、ついタイトルとカバーに惹かれて読んでしまった。そして、あぁ、やっぱりもういいや!!と。身内のいざこざは散々読まされてきたし、おんなじ事をあちこちで暴露して、原稿料をあちこちから得て、40万円毎月仕送りしていたなんて、読んでいて、なんかバカらしくなってしまう。最後の最後に「歳を取った時に、一番大切なのは、お金ではなく人とのつながりなのではないだろうか。」ってもっともらしく締めくくっていますけどね。2025/06/02
ゆきらぱ
32
このエッセイは凄みがあった。家を共同名義にした弟さんにそれを解消しようとした時のやり取り、ここが特にすごかった。その群さんの「余すことなく正直に書く」という姿勢に読んでいた私は途中何度か水分補給するほど緊張した。ここまで身辺の事を率直に書ける人、そしてそれを読ませる文章力があり、けして独りよがりでないところが作家なんだなあと思った。のされるような感じ。身内は正直辛いと思う。なんでも書かれて芸に昇華されてしまうのだから。佐伯一麦の私小説を読んだ時も感じたが。 2023/05/31
Shoji
32
親の介護と老後のお金にまつわる肉親間のイザコザを赤裸々に綴っています。親兄弟といえども、お金が絡めば別人格が出てくるようで、著者は大変なご苦労をなさったようです。その苦労を通して著者が得たものは、カネも人間関係も思い煩うことのない老後こそゴールだと。そのゴールに向って著者は今、人生の第四コーナーを今廻ろうとしておられるようです。カネに翻弄される人生はまっぴらごめんだ。私もそう思う。2023/05/04
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