逆資本論

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逆資本論

  • 著者名:井上純一【著】
  • 価格 ¥1,177(本体¥1,070)
  • 講談社(2023/04発売)
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  • ISBN:9784065291016

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内容説明

カール・マルクス『資本論』を今こそ「革命の書」として読み直す! 世界を変えるために描かれた井上純一、渾身の勝負作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字スキー

27
やっぱりマルクス先生はつよかった。世の中の大きな問題について、漫画形式でテンポよく語ってくれるのでとりあえず読んでおいて損はないと思う。本書では、話題になった『人新世の「資本論」』を叩き台として「脱成長」と「共産主義」に対する批判が目立った。以前に読んだ『キミのお金は〜』でもハッキリしていた「経済は回してナンボ」という著者のスタンスは今回も変わらず、自分の感想も同じ。国家レベルの経済は、しかるべきスキルを持った人達が責任をもって取り組んでいただきたい、としか言えない。2023/05/31

ドラマチックガス

15
これまでの本を読んでずっと感じている、井上純一さんの「論敵」に対する態度への不信感が割りと露骨に感じられる本だった。前半は斎藤幸平さんへの批判、後半はいつもの「財政健全化」批判。斎藤さんへの批判は少し無理があるというか、一見相関関係にあるものを、擬似相関の可能性を疑わず、しかも勝手に因果関係に翻案しておこなっているように感じる。また、斎藤さんの発言を「マルキストなら絶対に言わないことを言ってしまっている」としているけれど、斎藤さんってマルキストなのか? マルクス主義研究家ではあるけれど。2023/05/23

臓物ちゃん

10
『キミのお金はどこに消えるのか』の著者が『人新世の「資本論」』への反論を軸に、資本主義の観点から気候変動と長期不景気を撃破する道を示してみせた渾身の一冊。「日本の火力は世界一ィィィ」「で、有事が起こったとする」ドドドド「ひーっ」「石油を海外に依存してるので台湾海峡を押さえられると終了」「あ゛ーっ」といった異常なテンポの良さが読んでて気持ちいいぜ。この手の漫画にありがちな「敵を醜く描く」というのも全くなく、そもそも共産主義は何故ヤバいのかといった基礎からしっかりレクチャーしてくれるのが嬉しいぜ。激オススメ。2023/04/27

まるのすけ

8
ネットニュースとかで紹介されてたりするのを見て気になって読みました。サクサク進んでくるペースと、「えっとなんのこと言ってるんだっけ?」と、自分の知識不足でわからないところでとどまってしまうのだけど、漫画は一息もつかずにグイグイ進んでいく。 一度読んだ後に関連書を読むと、なお面白さがあるかもだし、その時にはわかってるわ、となるかもだから、 この本の役割としては、興味を広げて行動を促すところにあるんだなー。と思うしその力があると感じました。巻末の参考文献いくつか読んでみたい。2023/08/01

にしの

7
資本論に抗する保守主義的な何かかと思ったら、マルクスの現代的な読み方として反響を読んだ脱成長を警鐘する作品だった。小林よしのりがあれだけブームになったように、漫画は主義や思想を伝える手段としてとても説得力があるように思う。その分、批判的に考えることなくダイレクトに頭の中にくるからタチの悪い面があるのも然り。漫画は空想や創作の世界で居させて欲しい。2023/11/26

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