9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険

  • 著者名:國澤純【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 特価 ¥1,056(本体¥960)
  • 日経BP(2023/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296001286

ファイル: /

内容説明

腸と免疫の第一人者が語る最新科学
「なぜ、+1個のヨーグルトで、体質まで変わりうるの?」
「太りにくい人だけが腸内に多く持つ“痩せ菌”、その正体は?」
「栄養は吸収して、病原菌は排除する――どうやって見分けているの?」
「人間の体は“食べたもの”だけでできてない、とは、どういうこと?」
「睡眠の質改善やストレス対策に、腸のケアが注目されているのはなぜ?」

腸に棲む未確認生命体が、あなたの健康と未来を決める
──不思議な腸内細菌の世界へようこそ!

・最新研究が明かす「太りにくい日本人」の共通菌
・ストレス・睡眠の質低下・慢性疲労は、腸の緊急SOS
・ゲノム(遺伝子)は変えられない。けれど、腸内細菌は変えられる
・健康・栄養の専門家が続ける、ヨーグルト生活――菌との賢い共生
・菌がつくり出す物質=ポストバイオティクスが健康・長寿のもとになる

目次

第1部 最先端研究で分かった腸の不思議な世界
1章 体質・能力・体調の決め手としての「腸内細菌」
2章 腸はスペシャル、そしてちょっとおかしい
第2部 健康・老化・体型……すべては腸とつながっている
3章 体型と腸、最先端の研究から
4章 「腸漏れ」と老化・生活習慣病
5章 免疫(腸)vs.新型コロナウイルス感染症 そしてアレルギー
6章 脳腸相関 腸はどこまで脳に影響を及ぼしているのか?
第3部 実践 腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略
7章 最高の腸内環境は食事でつくれる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

69
図書館予約で3ヶ月待った人気の本。著者は国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センター長の國澤純先生。腸内細菌との良好な共生関係を築き直す方法について、信頼できる研究と科学的に正しいデータに基づいてまとめた一冊。腸内細菌によって、薬が効く・効かない、太りにくい・太りやすい、アレルギーにならない・なる、疲れが取れやすい・取れにくいなど多くのカギを握るという。実践腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略で、治したい症状やアップしたい機能に応じた乳酸菌を摂取する技に驚きました。2023/10/18

たまきら

51
わかりやすく腸という臓器の重要性を説く一般書です。最近の研究についても多くふれられているので、気づきも多かった。腸内細菌がつくる代謝産物(ポストバイオティクス)が健康に役立っていること。日本人の腸内細菌には炭水化物を分解するものが多いこと。幸せホルモン・セロトニンは多くが腸で作られていること…食品に気を遣っている人は嬉しくなる研究内容です。おしまいに「おすすめの乳酸菌&ビフィズス菌」表があってツボりました。2023/11/25

さっちも

20
腸についてはここ10年くらいで解明されていることが多く最新刊の本を買う意味は大きそう。例えば、糖質ダイエットだからといって米を食べない生活をすると腸内の「やせ菌」のエサが不足してかえって太ってしまう事があるらしい。私も糖質ダイエットを始めて5kg痩せて、そこから米食に戻してから4、5kg痩せたので何となく分かる。適度に米は必要なのだ。あとヌカ漬けばかり食べていた時があって、これも実感として腸の調子が悪かった。これにも根拠があって、偏った発酵食品の摂取は腸の細菌の多様性を損なうのでかえって良くないとの事。2023/07/09

tomtom

16
本当に腸ってすごい!大事にしなければ。きちんとした研究結果、論文をもとに書かれているので安心して読める。中国人は腸内環境が日本人よりアメリカ人に近いことに驚いた。味噌なんかも使っているから近いものがあるかと思っていた。幸せホルモンであるセロトニンも9割が腸で作られるらしい。魚介、大豆、きのこ、コーヒーもいいらしいので欠かさず摂取して行かなければと思う。2023/11/07

kumokumot

8
ポストバイオティクスとか糞便移植とかを初めて知った。腸内環境がこれほどまでに体のあらゆる状態に影響を与えるとは知らなかった。とりあえず納豆とヨーグルトが手軽さの点でもいいというのはわかったけれど、とにかく種類の多い食材を摂取するのが一番なのかな。冷めたご飯は難消化性でんぷんを増やすので温かいごはんよりいいというのは面白かった、お弁当の冷めたご飯とか寿司とかも実は意図せずいい効果があったのか、とか。一つ一つのノウハウとしては簡単でも、ものすごく複雑で難しい世界なのだとわかった(変数が多すぎる)。2023/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20422646
  • ご注意事項