内容説明
世界史、とくに西洋の歴史はワインとともに発展してきた。古代ギリシャの民主政治と哲学を育んだのはワインであり、ローマ帝国の版図拡大にワインは欠かせないものだった。フランス革命の直接の起因はワインの高い税金への恨みでもあった。そんな世界史とワインの切っても切り離せない関係を明らかにした、読むほどに教養と味わいが深まる魅惑のヒストリー。現在でも手に入る歴史を動かした名ワインも写真付きで紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぼう
29
高級ワインを呑んでみたいとも思うけど、安くても美味いワインも沢山ある。芸能人格付けチェックをみても、そう思う、最近、対抗するワイン(5000円位)の銘柄を出さなくなったな。そりゃあ、何百万の超高級に勝ったワインなら呑んでみたくなるよね。2024/09/26
寝落ち6段
17
酒など全く呑まない下戸中の下戸である私は、ワインの芳醇な香りすら、アルコールのつんとしたところが苦手で、全く愉しめない。だけど、やはりワインはただの飲み物ではなく、ヨーロッパにとって、キリスト教にとって、重要なものなので学んでおきたいと思う。ワインの名産地がどのようにして生まれてきたのか、ワインと王侯貴族の地位との関係性、庶民とワインの関係性、ワインに焦点を当てることで、見えてきた。ワインを含め、酒類を愉しめる体質であったらなあと、もっと世界観が広がるのになあと、下戸の父を恨む。2025/09/24
ひなぎく ゆうこ
13
歴史とともに変化し続けるワインの奥深さ。 とりあえず、キリスト教と修道院が葡萄畑を切り拓いてきたことは覚えました。あと数回読んだら、世界史が明るくなりそうです。 図書館本ですが購入検討。2024/05/02
ふたば
11
ヨーロッパの歴史はワイン業界の覇権争いの歴史。時の権力がワインを保護し、発展させることで勢力を伸ばし、富を得る。これ読んでるとワインだけで世界の歴史が動いていたかのように感じてしまう。ジャンヌの受難も、フランス革命も、元をたどればそこにワインの存在があった。 それほどまでに人々を魅了するワインの存在に驚きを隠せない。日本酒、ウイスキー、テキーラ、ラム、その他多くの酒があり、それぞれに魅力的だが、これほどまでに歴史に絡みついて、時代を動かす原動力になったアルコール飲料があるだろうか。2023/05/05
キオン☆
3
歴史、世界史を知らん過ぎ。ワインの歴史は、国の歴史でもあるね。月一のワインセミナに参加してる、馴染みのないジャンルだけど、ライフワークに加えるつもり。値段に一喜一憂しないで、自分のワインを見つけていきたい。食品自給率TOPのフランス。今さらだけど日本も見習うべし。異常気象で生態系が変われば、農作物も変わってくる。食の将来を見直さなきゃ。ワインからそれてきてるけど、本著再読するべし!掲載されているワイン、口にできたら最高ね。難波の高島屋、好きな場所だった。本業は大丈夫かあ...。2023/09/25
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