ちくま学芸文庫<br> 子どもの文化人類学

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ちくま学芸文庫
子どもの文化人類学

  • 著者名:原ひろ子【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2023/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480511638

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内容説明

極北の雪原に生きる狩猟民ヘヤー・インディアンたちは子育てを「あそび」として性別、血縁に関係なく楽しむ。ジャカルタの裏町に住むイスラム教徒は、子どもの喧嘩を「本人同士のビジネス」と言って止めない。本書は、環境や習慣が異なる社会における親子、子どものありかたをいきいきと描き出した文化人類学的エッセイである。どのような社会に生まれても子どもは幅広い可能性を内包しながら成長していくことが、みずからのフィールドワーク経験をもとにつづられる。鮮彩なエピソードの数々が胸を打つ名著。

目次

1 切ることと創ること/2 親の仕事を知らない子どもたち/3 からだとつきあう その一/4 からだとつきあう その二/5 一人で生きること/6 けんかをどうとめるか/7 親子のつながり/8 あそび仲間のこと/9 「あそび」としての子育て/10 「親にならない」という決断/11 自然の中で作るおもちゃ/12 きびしい自然の中の子育て/13 〝自然みしり〟をする/14 「子どもぎらい」の文化/15 母系制社会の子ども/16 男女の分業について/17 キブツの男女・親子関係/18 バングラデシュの女の子たち/19 〝がめつさ〟について/20 男の子の「家出」について/21 しつけの男女差/22 離婚と子ども その一/23 離婚と子ども その二/24 ディズニーランドの文化/25 文化のなかの教育 その一/26 文化のなかの教育 その二/27 文化のなかの教育 その三/あとがき/解説(奥野克巳)

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