朝日新書<br> 牧野富太郎の植物愛

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朝日新書
牧野富太郎の植物愛

  • 著者名:大場秀章【著者】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2023/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022952141

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内容説明

幕末に生まれて94年。無類の植物学者、牧野富太郎が生涯を懸けて進めた研究は、分類学と呼ばれる、多様性を可視化させる研究だ。多種多様な植物が地球上に生息することを知らしめ、物言わぬ命の豊饒さを書物に残したその存在を、植物分類学の第一人者が悠々たる筆致で照らす書き下ろし。2023年度NHK連続テレビ小説「らんまん」モデルを知るための絶好の書!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

71
プライベートにはあまり触れず、さらっと書いてる。でも、最終章最後でさらっと、批判的なことも書いてる。 好きなのか嫌いなのか分からない感  英語できなかったって書いてあってビックリ。TVドラマ”らんまん”と違いすぎ2024/03/10

Ryoichi Ito

6
日本の植物分類学の元祖・牧野富太郎の生涯を後輩の植物分類学者・大場秀章東大名誉教授が綴る。家庭人としての牧野はメチャクチャな金遣いで家族を苦しめたが,本書はその面には一切触れず研究者としての牧野に焦点を絞った。牧野は1000以上の植物に命名しているが,小学校中退の彼がどのようにして英語やラテン語の論文を書いたのかが不思議だった。東大の同僚池野成一郎と三宅驥一が牧野を全面的に支援したという。東大に潜り込んだのが正解だった。「従来の牧野像には腑に落ちない部分が多かったところを正したかった」と著者は言っている。2025/03/05

オールド・ボリシェビク

6
著者は植物多様性の研究者で東大名誉教授。NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル牧野富太郎の生涯を植物への愛という見地から読み解こうという試みなのだが、さすがに理科系の人なのか、どうにも記述にコクがなく、構成にドラマがなく、単調で、牧野の人間的魅力を伝えるには到らなかったような気がする。終章が「姿が見えない真の牧野富太郎」というタイトルなのだが、それじゃダメジャンという気がする。2023/05/23

takao

2
ふむ2023/07/19

小池 和明

0
朝ドラ「らんまん」にドはまりな私。1年前くらいに、朝井まかてさんの「ボタニカ」を読んで牧野富太郎先生の生涯に関心を持ちました。その後、朝ドラがあることを楽しみにしてきました。植物学そのものを専門的に知るというよりも、牧野先生の人生自体に関心があり、朝ドラが続く中、違う本を読みたいと思い、本書を読みました。「植物が好き」というだけで、学歴も金銭も関係なく突き進む、豪傑な人生。改めて凄い方です。2023/05/23

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