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内容説明
反乱防止のための天命思想、科挙、礼教が現代中国の民主化を阻む! 感染を免れた日本は、江戸時代からすでに先進国! 中国と日本は隣国でありながら、その歴史は真逆といっていいほど違う。その根本的な理由は何なのか? 実はその背景に中国の三大病といえる、天命思想・科挙・礼教がある。政治の安定を狙って導入したこれらが、易姓革命を繰り返させ、学問の幅を狭め、中国女性に地獄の苦しみを与えた。日本は、漢字、仏教、律令など、大陸から多くを導入したが、この3つだけは、受け入れなかった。この判断がアジアで最も早く日本を近代化に導き、反対に中国の近代化の足かせになったと著者は語る。現代中国も抜け出せない中国を覆う病の正体に迫る。 〈目次〉●第1章 日本はどうやって中国流暴君政治と易姓革命の蟻地獄から自由になれたのか? ●第2章 科挙制度を拒否した日本――江戸時代の文化繁栄と近代化の鼓動 ●第3章 「野蛮の明清時代」と「文明の江戸時代」の違いはどこから来たか ●終章 ――今でも「皇帝政治」と「易姓革命」から脱出できない中国の悲哀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
22
著者は、今夏の参院選比例選に維新の候補として出馬を予定していた中国出身者(帰化1世)。しょうもない媚中候補より日本大好きおじさんの方がいい気がしますけど、ネット中傷で出馬は断念。日本好きなのは嬉しいが、生まれ育った国を好きになれないのは残念。本書は、「中国三大病=天命思想・科挙・礼教」はどの様に有害か、日本はどの様に感染を免れたかをまとめたもの。納得度は40%。天命思想の段階で、日本は確かに王朝交代はないが、権力を保持した為政者の交代は多々あったしなぁと。歴史教科書のように日本史を教わり、勉強にはなった。2025/05/09
Masataka Sakai
0
日本の歴史も詳しい2024/10/03