ブルーバックス<br> 「複雑系」入門 カオス、フラクタルから生命の謎まで

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ブルーバックス
「複雑系」入門 カオス、フラクタルから生命の謎まで

  • 著者名:金重明【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2023/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784065316245

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内容説明

複雑系は、科学が築きあげてきた「近代のパラダイム」を根底から覆した。人間の予想とはかけ離れた、しかし自然のなんらかの真理を表している複雑系が、科学の王道からこぼれ落ちた人々によって発見されていくさまを物語仕立てで描き、複雑系の本質を誰にもわかりやすく解き明かす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ショア

26
人類は数学という分厚い書物の第一章の後の第二章非線形の初めの部分に差し掛かっただけである。複雑系の化学を初心者にもわかりやすく紹介。カオス、フラクタル、オートマトン、カオスの縁など数学科学的な複雑系の謎から、生命の神秘まで。人のタンパク質の組み合わせは10の390乗。三千世界や劫のオーダーではない世界が人体の中にある。 難解ではあるが文章はわかりやすく読み物としてとても面白かった。この宇宙では複雑系の中から意図的ではなく創発的に何か新しい方向が生まれる。それらはまだ人類が説明できる領域にない世界。wkwk2023/10/22

えも

21
先日、昔の友人たちとの飲み会の席で、うっかりシダのフラクタル性について熱く語ってしまい、その後すぐに、この本の広告がFacebookに出てきて、ちょっと気になっていたところ、図書館の新刊コーナーで発見▼カオス、フラクタル、ライフゲームと、懐かしい言葉が並ぶ。そして説明が分かりやすい。著者の熱意も伝わってくる▼思わずスキマ時間に一気読みしてしまいました♪2023/08/21

Fondsaule

17
複雑系の科学は「予測不可能」で「非線形」な科学。 自然界にもありながら、なのに。2023/09/27

ピンガペンギン

16
「カオスなSDGs」に複雑系のことが出てきて興味をもって読んでみた。やはり難しかった。著者はこのテーマに昔から関心を持ち魅了され、小説家でもあるので、自分の小説には複雑系の科学を反映させているという。本筋と関係ないが、ワトソン、クリックって性格悪いわー。旅する数学者エルデシュのエピソードも面白かった。そして、著者は、温暖化も新たなイノベーションで解決すると考えている、という。(P230)2023/10/07

美東

14
入門書なのでサクサク読めた。第四章までは、カオス、フラクタル、ライフゲームについてのわかりやすい図版あり丁寧な解説でした。が、第五章以降は一変して、主題である「複雑系」そのものについてよりも、その研究者の紹介に焦点が移ってしまった感があり、ちょっと残念です。2023/11/19

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