情動と理性のディープ・ヒストリー: 意識の誕生と進化40億年史

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情動と理性のディープ・ヒストリー: 意識の誕生と進化40億年史

  • 著者名:ジョセフ・ルドゥー【著】/駒井章治【訳】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 化学同人(2023/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784759823332

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内容説明

これはすごい本だ!
ルドゥーがいうように、たしかに私たち人類の
ディープ・ヒストリーである。
――エリック・R・カンデル(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞)


人間の本質を本当に理解したいなら、
その進化の歴史を理解しなければならない。(本文より)

世界的な神経科学者ジョセフ・ルドゥーは、ヒトの「意識」を理解する鍵は、
地球上に現れた最初の生物からはじまる進化の全貌に迫ることだと主張する。
本書では、生命40億年の歴史をたどり、私たちと私たちの祖先との間の類似点を深く掘り下げ、
神経系の進化がいかにして生物の生存・繁栄能力を高め、意識の出現を可能にしたのかを探求する。
単細胞生物からヒトの脳にいたる壮大な物語。

●目次
プロローグ いったいどうして……?
第1部 自然の中の私たちの場所
第2部 生存と行動
第3部 微生物の命
第4部 複雑さへの移行
第5部 ……そして動物は神経系を発明した
第6部 海で生きた後生動物
第7部 脊椎動物の出現
第8部 脊椎動物脳進化のはしごと樹
第9部 認識のはじまり
第10部 思考による生存と繁栄
第11部 認知ハードウェア
第12部 主観性
第13部 記憶眼鏡から見た意識
第14部 浅瀬
第15部 情動的主観性
エピローグ 私たちは自覚した自身を救えるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mim42

5
意識と記憶と情動と認知の進化について。ざっくり前半が動物の始祖から意識の進化、後半が主に哺乳類以降の脳の進化の話題。「昔の著書でミスリードしたからここで説明責任がある」なる潔さ。人間の情動を単純に動物に投射して「彼らの悲しみも喜びも人間と一緒」と考えてはいけないとのこと。動物でも、悲しみや喜びに近いことは生じているのだろうが、それは人間のものと全く等しい保証はないし、脳の構造には明らかに差異がある。動物は海綿に始まり、次にクラゲのように動きを獲得、その後、両側性無脊椎動物で「前後性」「背腹性」を獲得する。2023/05/19

朝ですよね

4
前半は神経系の発達を中心に初期生物から人類までの進化を追う。後半は脳神経科学の知見を引用しながら、人間の意識は言語が前提にあり我々が想像するような(擬人化された)動物の意識とは異なること、意識は脳機能の低次・高次の協調により生まれるが、厳密には複数見解がある事などが説明される。後半は脳神経の専門的な内容も多くやや飛ばしながら読んだ。著者は扁桃体の専門家なので、恐怖のような情動が生存反応を起こすのではなく、非意識も入力に含む生存反応を引き起こす回路と別に情動が生まれる事を強調する。2024/07/25

RX93

0
(一つひとつの話が細切れで、全体としてのポイントが今一つ掴めず。雑学本を読んでいるような気分... )2023/06/11

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