内容説明
技術者、学生必読の伝説的名著の最新版が登場!
MINIXの開発者であり、コンピュータ・サイエンスの分野で世界的な定番となっている数々の教科書の著者であるアンドリュー・S・タネンバウム教授の名著『コンピュータネットワーク』の最新版。ナイキストの定理のようなデータ通信の理論的な基礎から、スマホなどで使われている最新のネットワーク技術までを体系的に学べます。共著者にシカゴ大学のニック・フィームスター教授を迎え、第5世代セルラー・ネットワーク、100ギガビット・イーサネット、そして11ギガbpsに至る802.11axのWiFiといった最先端技術の解説を充実させました。
目次
第1章 序論
第2章 物理層
第3章 データ・リンク層
第4章 媒体アクセス制御副層
第5章 ネットワーク層
第6章 トランスポート層
第7章 アプリケーション層
第8章 ネットワーク・セキュリティ
第9章 推薦図書と参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kamekame
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理論的な部分にまで踏み込んでネットワーク技術を網羅的に整理した本。古い本ではあるが、ネットワーク技術の基礎は変わっていないので今でも十分通用する。特に良いと感じている部分は、ネットワーク階層の捉え方。本書では、解説にあたり、OSI参照モデルとTCP/IPモデルを組み合わせた階層モデルを採用している。これは現実のネットワークを捉えるのに非常に適切な抽象化であり、様々なネットワーク技術の理解に非常に役に立つ。一方、現代には分かりやすい解説書が多数あるので、そちらで先に概観を掴んでから本書を手に取るのでも十分。2024/04/05