内容説明
大学入試問題にも多数採用、論文対策としても好評のシリーズ!
ウクライナ紛争、移民、気候変動、環境問題、食料危機、AI時代の到来。
危機と停滞の時代に生きる私たちが身につけるべき視座とは?
各分野の最先端で活躍する講師陣が、高校生に向けて語った全21回の講義を収録。
目次
◎はじめに 桐光学園中学高等学校校長 中野浩
◎第1章 答えのない世界で他者とつながる
「わからない」旅にでよう 田中真知
わかりあえなさをつなぐ言葉たち ドミニク・チェン
「はみだす」ことを学ぶために 松村圭一郎
◎第2章 パンデミックと戦争のいま
ロシアのハイブリッド戦争 廣瀬陽子
ウイルス克服のための国際協力 詫摩佳代
公衆衛生という仕事 三砂ちづる
社会学と移民が教えてくれたこと 高谷幸
◎第3章 新しい消費で未来を変える
キッチンの窓を開けて 食の未来を探しに行こう 枝元なほみ
ファッションから見る現代社会 米澤泉
変わるお金、消えるお金、つながるお金 中山智香子
◎第4章 言葉と想像力を鍛える
太宰治 文学の魅力 安藤宏
脳から見る言葉の力 なぜ紙の本が人にとって必要なのか 酒井邦嘉
批評は楽しむために 北村紗衣
◎第5章 AIに代替されない思考法
「本当の自分」なんてどこにもいない 夏目房之介
「考える」ことのレッスン 重田園江
まなざしのデザイン モノの見方を変えるとは ハナムラチカヒロ
自分という牢獄から脱獄するために 住吉雅美
◎第6章 自然科学で人間をみつめる
私たちVS彼らの生物人類学 内田亮子
コウノトリが帰ってくる田んぼへ 保全生態学と市民科学 鷲谷いづみ
生物はなぜ死ぬのか 小林武彦
思春期とは何か ゴリラからの提言 山極壽一