ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 円周率の日に先生は死んだ

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ハヤカワ・ミステリ文庫
円周率の日に先生は死んだ

  • 著者名:ヘザーヤング【著】/不二淑子【訳】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 早川書房(2023/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151854019

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内容説明

町はずれの丘で数学教師の焼死体が見つかった。第一発見者は11歳の教え子。生前教師と親しかった彼は何かを隠しているようで……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

32
落ち着いた文章の味わい深いミステリーでした。西部流は、高等な解決だなと再認識。先日、働いていて視野と態度の関係を考えさせられましたが、この小説でもそうなりました。次回作も読みたいと思いました。2023/07/29

タカギ

29
暗い話だった。けっこう読みにくい。数学教師の焼死体が見つかる。発見者は教え子の中学生。わたしはドラッグの話が嫌いなので、この話も嫌いです。あと「あの地域は○○だから」みたいな符丁(?)というか、アメリカ人なら分かるのかもしれない地域性が全然分からないので、理解が及ばない部分もある。かなり長いので、もうちょっと短くてもいいと思った。2023/06/23

わたなべよしお

27
正直に言ってイマイチだったかな。作品に叙情感を持たせようという意図は分かる。というか、痛みを抱えた人々、置かれた環境、人生に捕らえられ、逃れられない人々の生き様を描くいう意味も理解できなくはない。だが、狙いすぎじゃないか。人類学的なエピソードも含め、チグハグ感が拭えなかった。ここまで酷評するほどの本ではないけど、まぁ、読み進むのに苦労したのは事実。2023/06/24

アプネア

20
少年が通学路で見つけたのは、数学教師の焼死体だった・・・。まあ、この数学教師がなぜ閉鎖的な田舎町に、落ち延びることになったのかが、鍵になってくるんだけど。小児性愛者とかだったら嫌だなとか考えながら読み進める。ミステリとしての推進力はあまりないが、この作者「エヴァンズ家の娘」でも思ったけど、人生に行き詰まってる人たちを描くの巧いんだな〜と。あと、オピオイド危機ですね。自失への希求ではなく、痛みが発端になっているので、より身に迫ってくる。こんなもん流行らせたらアカンわ・・・。2023/07/07

sanosano

15
もっと数学チックな美しいなにかを期待してたんだけど,田舎に巣食う負の再生産的な物語であった.とはいえ流れる雰囲気は嫌いではなく,それなりに楽しめました.2023/07/26

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