内容説明
安倍総理の亡き後たちまち
増税・利上げ・嘘だらけ
物価高
悪い円安
ハイパーインフレ
財政破綻
国債暴落
やさしい経済学で嘘を読み解く
安倍総理が暗殺された途端にアベノミクス否定論、見直し論、副作用論、失敗論が噴出。背景にはマスコミの無知と「Z」がある。
「失われた20年」をまた繰り返すのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
37
「夕刊フジ」で掲載したコラムを再構成した本。去年から今年にかけての経済状況を正統派の経済学の立場から論じている。安倍元総理暗殺後、アベノミクスを批判するマスコミが増えてきたとしている点はその通りだと思う。それにしても1周忌を終えてもなお批判が続く理由がよくわからなかったが、本書によれば雇用の確保で本来左派の根幹思想を実現してしまったり、中国の脅威に対抗するため強化した安全保障を提唱することで中国に共感していた左派の「お花畑論」を崩してしまったからだとしているが、なるほどと納得できた。2023/07/31
ヨハネス
6
著者のいう事を鵜呑みにするならば、安倍元総理ほど金融経済を理解していた議員はいなかったようだ。コロナ対策で100兆円も使って増税しなかったのに、岸田政権は防衛1兆円のために増税するという。ただこれは総理よりも財務省の意向が強いためとしか考えられないそうだ。議員、省庁みんな読んで欲しい。気になったのは「物価はエネルギーと食品以外は上がっていない」とのこと。我々経済の底辺で暮らす庶民にとって、生活費はエネルギーと食品がほとんどなのだから、「物価高」をしっかり感じているのだが。2023/05/17
Kolon
2
高橋洋一先生の主張は25年間から変わらない。 一貫している。 だから強い。2023/09/19
ホリエンテス
1
新聞コラムをまとめたもの。 安倍以後の世界は大きくは変わってないが、政治も経済も全く一緒ではない。対立軸が分かりにくくなっただけなのかもしれないが、大騒ぎする事が少なくなった世の中は正しい方向に進んでいるのか評価が難しいかも。2023/10/01