古代エジプトの女王 王座で新しい役割を果たした6人の物語

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古代エジプトの女王 王座で新しい役割を果たした6人の物語

  • ISBN:9784863135413

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内容説明

古代エジプトという巨大な帝国の王座に座った女性は数えるほどしかいない。
メルネイト、セベクネフェルウ、ハトシェプスト、ネフェルトイティ、タウセレト、クレオパトラの6人はなぜ女性の王となりえたのか。 どのような生涯を送り、どのような統治を期待され、何を目指していたのか。
6人の生涯をつぶさに追いながら、およそ3000年にもおよぶ古代王朝それぞれの時代で果たした役割を読みといていく。
これまであまり語られてこなかった女王も、伝説に彩られた有名な女王も、改めて史料を検討し、その歩みを生き生きと描き出す。

目次

はじめに なぜ女性が世界を支配しないのか
第1章 メルネイト 血の王妃
第2章 セベクネフェルウ 第12王朝最後の君主
第3章 ハトシェプスト 広報戦略の女王
第4章 ネフェルトイティ 美しき共同統治王
第5章 タウセレト 野心を貫いた女王
第6章 クレオパトラ 歴史的ヒロイン
おわりに なぜ女性が世界を支配すべきなのか
謝辞/監修者解説/原注/参考文献/索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

34
女性が世界に君臨するということは、何を意味するのか?巨大な古代エジプト帝国の王座に座った6人の治世。あまり語られてこなかった女王、伝説に彩られた有名な女王も改めて史料を検討し描き出す一冊。初めて女王となったメルネイト、第12王朝最後の君主だったセベクネフェルウ、女性統治者で最長在位だったハトシェプスト、美しき共同統治王として名を残したネフェルトイティ、逆境の時代に野心を持って登りつめたタウセレト、そして最後の女王クレオパトラ。権力基盤は思っていた以上に脆弱だったものの、そのエピソードを興味深く読めました。2023/04/27

23
メルネイト、セベクネッフェルウ、ハトシェプスト、ネフェルトイティ、タウセレト、クレオパトラの6人の女王の治世からみる古代エジプトの歴史。自分だけでなく一族のために統治し、戦争の危機は回避することがほとんどだ。そして何より国がいちばん弱りきったときに召集される。女帝を輩出した奈良時代に似てるのかもしれない。ただやっぱり記録が残ってないから、彼女たちの思いは筆者が想像するものでしかなく、抑圧されている現代の私たちの女の思いが強く投影されてしまうので、もう少し何かあればなあとは思ってしまった。2023/09/05

takao

4
ふむ2023/04/23

天々

3
思っていたのとちょっと違った2023/05/01

よしかず

0
やっと読み終わった。何だろ? 読んでて良く分かんないところがあった。「母である王妃を娘と王妃の弟である王が結託して引きずり落とす」しかしながら元王妃は勢力をつけて娘と王を追放。次の行では「姪と叔父が結託して王妃に挑む」ってみんな同じ人物を指してるのだが、姪って? 娘ちゃうん? 叔父って誰? 視点が定まってないので何の事かわからない記述が多々あり、読むのに苦労した。もうちょっと踏み込んだ女王像が読めると思っていたが、割りとあっさりめ。古い時代においては資料が足りないから仕方ないか。2024/04/25

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