文春e-book<br> BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

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文春e-book
BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

  • 著者名:木村衣有子【著】
  • 価格 ¥1,599(本体¥1,454)
  • 文藝春秋(2023/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163916835

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内容説明

あの本の、あの一杯が、気になってしかたがない!
文学のとなりには、いつもお酒がある。

『茄子の輝き』のレモンサワー、酔わない山本周五郎、センセイの美しいお酌、太宰治とりんご酒、『しらふで生きる』、武田泰淳が助手席であける缶ビール、内田百間の「お酒運」、名前はまだない「猫」が飲んだビールの味……。

ツボな選書で味わうおいしいブックエッセイ!

★★★

『BOOKSのんべえ』は、
おいしいお酒と、ぐっとくる肴、
のんべえと、のんべえにひとこと言いたいひとの登場する、
小説と随筆を集めた本屋さん。

なにかと極端にふれがちなお酒との、
「ちょうどよい距離」を探して、
今日も店主はページをめくっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙新潮部

54
副題が「お酒で味わう日本文学32選」です。32作品のうち皆さんもたぶんいくつか読まれたことがあって興味をそそられるものと思います。例えば、川上弘美「センセイの鞄」、夏目漱石「吾輩は猫である」江國香織「神様のボート」谷崎潤一郎「細雪」などなど。一作目は滝口悠生の「茄子の輝き」です。この作品でレモンサワーが取り上げられるとは思ってませんでした。そして金原ひとみの「ストロングゼロ」。これはそのまま『ストロングゼロ文学』の真髄です。こういう視点から本を捉えるのも楽しいものです。2024/10/15

よこたん

40
“のんべえをとろかすお酒は、下戸の心を凍らせる。” 呑む人と呑まない(呑めない)人の間には、深い深い淵があると個人的に思う。つい1週間前の職場の歓送迎会で凍ってきたばかりだ。本の中で旨そうに酒を酌み交わし、肴をつまむシーンを、本当の意味で私はわかることはないのかもしれない。二日酔いもまた同様に。それでも、読まずにはいられないブックエッセイ。川上さんの『センセイの鞄』、森見さんの『夜は短し歩けよ乙女』、町田康さんの『しらふで生きる』が紹介されていて嬉しい。江國さんの『神様のボート』やっぱり読まなきゃ。2024/04/13

kawa

28
小説に描かれる酒の様々を切り口に…。既読の「青べか物語」の部分は興味深く、織田作之助、林芙美子がそれに続くか。書籍選びの杖としてはいいかも知れませんね。町田康「しらふで生きる」、武田百合子「冨士山」、武田泰淳「新・東海道五十三次」は機会があれば手に取りたい。2023/06/01

冴子

25
お酒のシーンを集めた32の文学。面白いのは巻末のお酒の歴史とそれぞれの文学作品年表でした。美味しそうに食べるシーンは割と印象に残っているのに、お酒にはこれまで余り注意を払ってこなかったなぁ、と思います。呑兵衛のくせに(笑) ビールの歴史、缶ビール、缶チューハイの流行など、よく考えるとお酒にも流行り廃りがありますねえ。これからは小説に出てくるお酒のシーンにも注意を払っていこうと思います。2024/10/11

みなみ

22
お酒や飲酒シーンが登場する本を紹介するガイド本。最近の作品から古典まで幅広く紹介されていて、読んでみたくなる本が沢山あった。例えば、金原ひとみさんの「ストロングゼロ」はそのままストロングゼロにフォーカスされていそうなのが楽しそうだし、村上春樹さんの「風の歌を聴け」ではビールがあまり印象に残っていなかったので、読み返したくなる。2024/04/11

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