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内容説明
SF短編、全作品収録の決定版が登場!
2023年、TVドラマ化を機に、藤子・F・不二雄のSF短編シリーズ全111作品+αを単行本全10巻に再編集し、装いも新たに刊行!
「SF・異色短編」シリーズ6冊(第1~6巻)と「少年SF短編」シリーズ4冊(第7~10巻)に分け、それぞれ概ね発表順に収録します。
第6巻の収録作品は以下の通りです。
<第6巻収録作品(SF・異色短編)>
・「タイムマシンを作ろう」
・「倍速」
・「昨日のおれは今日の敵」
・「侵略者」
・「親子とりかえばや」
・「殺され屋」
・「マイホーム」
・「鉄人をひろったよ」
・「マイシェルター」
・「裏町裏通り名画館」
・「有名人販売株式会社」
・「異人アンドロ氏」
*過去に刊行された、既存の『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』全8巻とは作品の収録順と巻立てが異なります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
14
「タイムマシンを作れって!?ぼくに!?」中学生の松井は学校帰りに、怪しい大人に声をかけられ、そう言われる。 からかうなと一蹴するが、その夜、松井の部屋の机の引き出しから、その大人が現れる。その大人は51年後の松井だと名乗り…「タイムマシンをつくろう」はじめ、12編が収録されています。何をやるにも人並はずれて呪い男性が 倍速時計を手に入れる「倍速」のオチは、『銀河英雄伝説』の「ブリュンヒルトの黄昏」(公式が病気)での あれを思い出します。父親と息子の中身が入れ替わってしまう「親子とりかえばや」は(続く2025/12/11
かんがく
8
時間操作、入れ替わり、クローン、記憶消去などなど、様々なSFの定番が一話完結で楽しめる巻。前巻までに比べるとアッサリめなお話が多いかも。2023/10/07
猪子
6
全体的にオチが悲しすぎない感じが良かった。まさに少し不思議なお話。12/10からはNHKでドラマの再放送もやるみたいなのでそちらも楽しみ。2023/12/07
スローリーダー
2
SuこしFuしぎな噺のSとFで〈SF〉。今回も発想豊かな12の話。「昨日のおれは今日の敵」がユニーク。過去と現在と未来の自分が一つの時空に会す。その三者の自分がそれぞれの役割を果たす。現在の自分は未来の自分に責任を取らねばならない、現在の自分は過去の自分の頑張りに感謝しなければならない。試しに頭の中で過去と未来の自分を招聘して会話をしてみると面白い。「親子とりかえばや」親子が入れ替わる話。相手の立場を知ることで相互理解がすすむ。「侵略者」自分が何者かに乗っ取られていると仮定する。怖い。2024/07/10
satoshi
1
「裏町裏通り映画館」は大ヒット作を別の側面からとらえ直したブラックな内容。「倍速」はこのシリーズ史上最も下らないオチで爆笑。「異人アンドロ氏」の友情エピソードに安堵。2024/07/05
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