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内容説明
横須賀から、横浜、町田、八王子、川越、柏などを経て木更津まで。東京をぐるりと囲む16号線エリア。約1100万人が住む一大経済圏である。旧石器時代から人々が集まり、二つの幕府の礎となった。絹の輸出で近代国家を支え、戦後はユーミンをはじめ新たな才能がここで育まれる。子供たちも増加し、未来へつながる道となった16号線、その秘密とは。胸躍る、新・日本文明論。(解説・三浦しをん)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
38
帯に書いてある「自分の町が好きになる本」。そのとおりだった。私も16号線を走るバスを12年使っていた。道幅が狭いのに国道!!なんて悪態をついていたこともある。運転するときとか怖かったから。でも、住んでいたころは道の歴史なんて考えたことも無かった。興味を持っていたらもっと楽しくまた有意義な暮らし方をしたかも。知っていて暮らすのとそうでないのとでは大違い。昔を懐かしんで大宮まで行ってみたくなった。そして川越、八王子にも足を延ばしたい。行ったことのない横須賀、木更津も。歴史が苦手な人の取っ掛かりになる本。2023/10/17
Inzaghico (Etsuko Oshita)
12
神奈川県横須賀市走水から、ぐるっと円を描くように東京を通って埼玉を通って終点は千葉県富津市だ。その国道16号線が日本を「創った」とはずいぶん大きく出たものじゃないか、とかねがね思っていた。読んでみると、たしかに江戸時代以前は、江戸(東京)よりも埼玉や千葉のほうが栄えていたとあり、16号線の地形のなせるわざだ、と知ってちょっと納得した。絹織物を支えた道路、そして現在はニューファミリー(死語?)を支えているのが16号線だ。2023/08/28
紫の煙
11
現代の16号沿線のカルチャーを描いた本だと思っていたら、はるかに真面目な内容だった。旧石器時代から、コロナ禍を経て子育て世代が増えている2020年代まで、16号周辺について大いに語られる。東京をぐるりと囲んでいるのだから、人口が多く、交通の要衝となるのは必然だろうが、魅力的な都市が多いのも事実だ。2023/08/24
ryo1
6
生まれた時から16号沿いに住んでいる者にとっては、この壮大な16号線ストーリーには感動すら覚えた。まあちょっと風呂敷を広げすぎた感はあるものの、関東をぐるっと1周するこの国道は、歴史を作ってきた道だし、現在の物流を支えいている道だと再確認できる。縦の歴史じゃなくて、横に広がる歴史書としても、再度16号線を愛するためにも、16号沿線に住む方は1度は読むことをお勧めしたい。ぶらっと一周の旅に出たくなりました。2023/09/13
K Fussan
5
横須賀~横浜~町田~八王子~川越~柏~木更津。「国道16号線文化圏」。その歴史と意義。16号線周辺に縁のある者にとっては非常に興味深い。「郊外対中心部」といった二項対立に囚われてはいけない。 「小流域」地形が文明、文化、経済を形作った。小網代の森保全活動には頭が下がる。岸先生に感謝。 広げられた巨大な風呂敷。前半は面白いのだが、若干、中だるみの感。強引な展開は16号愛のなせる技。八王子と「絹の道」の話が楽しい。 地理を知る。自然を知る。歌を知る。実際に歩き、何かを見つけ、声に出して歌おう。ビバ16号線!2025/10/31
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