内容説明
年齢に、どこまで抗えるのか、抗うべきなのか? 五十路の坂を迎えようとするなか、「性」の歓びを知った女たち26人の証言から綴った、衝撃のレポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
268
【読メエロ部】ざっくり言えば「亀山早苗本」です(笑)サブタイトルが「性、更年期、そして孤独感」。インタビューを受けるのはみなアラフィフの女性。みんな寂しい、そして「愛されたい」と熱望してる。でもうまくいかないことだらけ。そんな彼女たちの気持ちを、亀山さんはうまく引き出している。ひとつ響いたのは「男の気持ちは『点』なのだ。なかなか『線』にはならない。一方女は関係を『線』で考える」。ふーむ、深いぞな。なにげに上から目線だな~と感じつつも、亀山さんのご本はまた手に取っちゃうんだろう。2017/09/01
団塊シニア
51
自分が信じていた「人生における価値観」「善悪の判断」などは案外もろいものではないだろうか?という筆者の言葉、丹念な取材に基づいたドキュメンタリーである本書は女性に寄り添い、巧みに本音を引き出しており一気に読ませる魅力ある一冊です。2014/12/01
saga
27
読メお気に入りさんの履歴で知った本。中村うさぎ『セックス放浪記』に続き、同世代女性の性と、男性である自分の気持ちを比較するべく読み進めた。多くの女性は一夫一婦制では社会的に許されない自由恋愛に悩み傷ついていた。日本人は一度婚姻関係を結ぶと、途中で「これは違う」と思っても離婚以外に他の異性と関係を持つことは不倫と言われる。一方的なセックスレスはどちらの性にとっても辛い。2020年には50代以上の女性が人口の半数を占める時代が訪れようとしている。その時、男女ともに性への考え方の転換が求められるかも知れない。2017/10/17
なるみ(旧Narumi)
25
読友さんのレビューから本書を手に取りました。読了して思ったのは、著者亀山さんがインタビューした女性の皆さん、すべてではないのですが、恋愛を通して必要とされる自分を認識するのは辛いんだな、と。自己肯定感を安定して持つことは私自身も決して上手くはないのですが、他者との関わりに多く自己肯定感を求めてしまうことは自分を追い詰めることにつながるのではないか、と考えるきっかけになった一冊でした。2017/09/10
もとむ
21
新潮のLINEニュースを読んでいた時から、亀山さんの記事を見る機会があり、本屋で偶然著作を見つけたので読んでみた📗女性から見た更年期障害、介護、不倫、育児、DV等々…刺激的な話が多く、読んでいて疲れもするけど、これがリアルな肉声なんだなあと納得です🤔何より亀山さん自身が、それらの現実の中で闘っている感じが伝わり、応援したくなる。ジローラモの「イタリア人は"女性は皆お姫様"という教育を受けているから、女性を褒めるのは当然。日本の男性は下心がないと褒めないから、そっちの方がいやらしい」これは説得力ありますね😅2024/12/30
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