70年~80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る シティ・ポップとラジカセ

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

70年~80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る シティ・ポップとラジカセ

  • 著者名:開発社【編著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 徳間書店(2023/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198656089

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

カーステレオのお供のド定番だったシティ・ポップ。70~80年代に青春時代を送った世代には懐かしいカセットテープが、それを知らなかったZ世代にも「アナログ感がエモい」とウケ、脚光を浴びている。
このムーブにアーティストたちもカセットテープによる新譜を続々とリリース。
現在、世界的に人気を博している「シティ・ポップ」を代表するアーティスト、山下達郎は、昨年6月に11年ぶりにリリースしたオリジナル・アルバム『SOFTLY』をカセットテープでも発売。2023年の春から80年代初期の名盤『For You』 などの作品をカセットテープで再版するとの話も。
そんなカセットテープが全盛を極めた70年代末から80年代にかけて当時の若者から人気を集めた――あるいは生活の一部だった――「カセットテープ・カルチャー」を紹介。関連アーティストたちのインタビューを掲載した。
伊藤銀次による元祖、シティ・ポップともいわれる山下達郎のバンド「シュガー・ベイブ」の裏話や名曲「DOWN TOWN」の誕生秘話、佐野元春との邂逅。
杉真理によるナイヤガラ・トライアングル、竹内まりやとの出会い。
稲垣潤一が明かす、秋元康のペンによるの大ヒット曲「ドラマチック・レイン」の誕生経緯。
EPOの「DOWN TOWN」カバーの経緯…音楽ファン、シティ・ポップ・ファンには延髄の興味深い内容だ。
さらにかつて「4大カセットテープ・メーカー」と呼ばれたTDK、ソニー、マクセル、AXIA。そのうちのもっとも人気の高かったTDKと後発ながらイメージ戦略でシェアを広げたAXIAのOBたちに当時の苦労話、裏話をインタビューした。
表紙には、あの時代のカルチャーを象徴する鈴木英人氏のイラストを起用。
各社のカセットを写真で紹介する「カセットテープ・ギャラリー」、当時の世代で知らぬ者はいない伝説の雑誌『FMステーション』の元編集長による回顧録などなど……読みどころ、見どころの満載の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

74
カセットテープは、まさに私の世代のメディアだった。レコードやFM放送を録画して車の中で聞く、家でも聞いた。しかしてテープも表裏で120分が一番長く録音できるもので、アルバム2枚分を録音するのは難しい時代だった。その頃からMDやCDそしてオンラインでも聞くことができる。しかし今、カセットが熱いらしい。大きなカセットデッキも・この本にはカセットテープやカセット時代の思い出、使われていたカセットがメーカーごとに紹介されている。そして表紙の絵は鈴木英人か。図書館本2024/04/15

yoshi

6
図書館の書棚にこんなのを見つけた。日本のシティ・ポップが世界的に見直されている今、懐かしのカセットテープ、ラジカセ、ウォークマンなどの周辺のストーリーとともに振り返る。自分より少し上の世代がリアルタイムの頃には、自分は当然その良さも何もわかっていなかったが、今現在もご活躍の方々のスゴさは、懐メロのそれとは違うup to dateな音楽としてのリスペクトでもある。名盤選やインタビューなどは興味深く読んだ。旅先の安宿街の路上で売られている洋楽のカセットテープをたくさん買ってウォークマンで聴いたのも懐かしい。2023/07/02

gogo

4
シティ・ポップの当事者の貴重なインタビューはとても読み応えがありました。敢えて定義する試みも興味深かったです。思った以上にカセットテープやラジカセの技術的な記述が多く、かつてものづくり大国と呼ばれた事を偲ばせますが、それに比べて本作は校閲がちょっと酷いかなと。そんなに分厚い本ではないと思うのですが…。2023/11/01

参謀

4
ジャパニーズ・シティ・ポップが世界で流行り出している今(その理由の2つはインドネシアのレイニッチと韓国のNight Tempoの存在があり、「真夜中のドア」、「プラスティック・ラヴ」は世界人気)、国内でも再燃の兆しがあります。シティ・ポップをもっと知りたかったのですが、カセットテープやラジカセの話が中心でしたwお気に入りのEPOのインタビューもあって、デビュー作「DOWN TOWN」(シュガー・ベイブのカバー)はスタジオのロビーで山下達郎に出会って、直談判した結果なのだというのには驚き。2023/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21046525
  • ご注意事項

最近チェックした商品