内容説明
城郭研究の第一人者である著者が、妻と二人、ジムニーに乗って気ままな旅に出た。桜前線の北上と共に、日本全国ぶらり城めぐり。訪れた城はのべ60カ所以上。本書ではその中から30カ所を厳選して紹介。城のプロでありながら、小学生の頃から生粋の城オタクでもある著者の視点を通じて見えてくる、城の見どころや選び方、遊び方……。城を今よりもっと楽しむために最上の一冊。城コラムや食べ物・お土産情報、地図も充実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Makoto Yamamoto
8
昨年お城の見方を教えていただいた中井先生の本。 実際に甲賀の城、小谷城、安土城、彦根城と戦国から江戸初期のお城に連れて行っていただき、現地で説明いただいた口調を思い出させる書き方で懐かしい。大学退職後奥様と桜を追いかけ行ったお城の話も、奥様との話もよかった。お城は天守だけではない縄張り、廓がよくわかる季節冬がいいと言われ、城本来の役目、防御について詳しく語られる。 城跡に行くたびに、堀切、空堀、枡形、虎口等々頭に浮かんでくる。2023/09/24
onepei
3
紀行文として読む2023/02/09
takao
2
ふむ2023/04/22
るりねこ
1
うらやましいかぎり旅三昧。 2023/07/18
kumataro33
1
図書館本。城郭研究者の著者（下戸で愛妻家）が、大学を退職した2021年と2022年に、奥様を連れて桜前線を追いかけながら全国の城や陣屋を巡った、行き当たりばったり旅の紀行文。一般的にはあまり知られていない城・陣屋の歴史と見どころポイントを押さえつつ、周辺のB級グルメや温泉などの周辺情報も言及されている。軽快な文章で、行ったことがある城は過去の自分の旅の思い出を振り返り、まだ行ったことがない城は旅のイメージをしながら読むことができた。城旅のだいご味を感じられる、面白い一冊。2023/03/26
