依存症・トラウマ・発達障害・うつ 「眠り」とのただならぬ関係

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依存症・トラウマ・発達障害・うつ 「眠り」とのただならぬ関係

  • ISBN:9784909116505

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内容説明

そもそも私たちが睡眠をとる一番の目的は、脳をクールダウンさせたり、脳のメンテナンスを行なうこと。
この大事な睡眠が、寝酒、依存症、トラウマや恐怖体験、うつ病や双極性障害などによって、ペースを乱されてしまうのです。
発達障害をもつ人も、睡眠の問題を抱えやすいことがわかっています。
睡眠薬への依存も、増え続けています。
――なぜそうなる? どうしたらいい?
各分野の専門家に聞きました。
心の問題と「睡眠」の、深~い関係をわかりやすく解説します!

【監修者の一人 松本俊彦医師からのメッセージ】
こんなにもわかりやすいのに、「眠り」についてこんなにも深く掘り下げた本は、いまだかつてありませんでした。ふつうの不眠症、あるいは、うつ病や統合失調症に伴なう不眠を扱った本はいくらでもありますが、不眠治療の「超」応用編である、依存症、トラウマ、発達障害の不眠にきちんと正面から向き合った本は、これまでまったくなかったのです。
現在、不眠に悩んでいる人は、本書を読めば、知識だけでなく希望も手に入れることができるでしょう。なぜなら、各分野一線級の専門医の解説に加えて、不眠に苦しんだ当事者の体験、不眠とつきあう知恵まで書かれてあるからです。
専門職から当事者まで、不眠に関心を持つすべての人にお勧めします!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃにゃころ

12
とても良い本だった。睡眠障害って本人はとても辛いと思う。発達障がいの人は上手に眠ることが難しい。理解が進んで「遅刻=だらしない」って認識が変わってくれるといいな。もっと言えば、特性に合わせて出勤時間の調整ができるとか... 当たり前に出来る人は、出来ない人に寄り添う優しさが欲しい。最近は依存性の少ない睡眠薬もあるようで、睡眠薬に限らず、日々薬の研究開発をしてくれている方々に感謝。自分はまだまだ夜型で、朝も限りなく眠れるけど、やがて周りの年配の人のようにぐっすり眠れないことに悩むようになるんだろうな。2024/11/01

アリーマ

11
薄い本なのだがわかりやすい。不眠を主題に例えばアルコール依存、ADHD、うつ、統合失調症など、背景にある病状の専門家がコンパクトに基本的な解説。一見地味な本だが、思いがけず多角的に不眠症をとらえる一冊となっていた。この辺の話に興味があれば参考になる一冊。★★★★2023/08/22

カッパ

10
眠りと依存症や精神疾患は大いに関連している。症状が眠りにも出ているという見方もできると思う。 当事者の声も沢山あり、様々な方が悩んでいることもよくわかる。すぐにかわる効果を求めずに少しずつ調整すること。詳しい人にみてもらうことが良さそうだなとは思いました。薄いしわかりやすいからおすすめです。2024/02/25

たらこ

7
わかりやすく、眠りの問題が出そうな疾患ごとの困りごとを紹介。悪夢は回復の兆し。2023/05/17

ひろか

6
超良書2023/03/19

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