内容説明
松丸くんと専門家が教育・子育てを考える!
謎解きクリエイターで東大生の松丸亮吾氏が、教育界の10人のカリスマたちと語り合う。
「良い大学を出て良い企業に就職すれば安泰」というモデルが通用しなくなった現代は、「正解」がどこにもない時代。
そのなかで、自己肯定感の高い子に育てるための親のかかわり方、、これからの学習のかたちなど、教育や子育てについて納得の話が飛び出します。
実際に、教育の現場で子どもたちを相手に活動し、世界中の実証データを研究する専門家ならではの説得力ある教育論が満載です。
【10人の先生たち】高濱正伸さん(花まる学習会 代表)/宝槻泰伸さん(探究学舎 代表)/藤本徹さん(ゲーム学習論研究者)/石戸奈々子さん(CANVAS代表)/齋藤孝さん(教育学者)/中島さち子さん(数学者・ジャズピアニスト)/工藤勇一さん(横浜創英中学・高等学校校長・)/中室牧子さん(教育経済学者)/小宮山利恵子さん(スタディサプリ教育AI研究所所長)/篠原菊紀さん(脳科学者)
※小学館の保護者向けWEBサイト「HugKum」で2019年~2023年に公開された人気連載の内容をもとに加筆編集しまとめました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
54
新刊。めっちゃ良かった〜!何万人もの子どもを見てきて今でも現役で子ども達と教育に携わる10人の先生方のお話はめちゃくちゃ参考になることばかりでした。花まる学習会の高濱正伸先生からは遊ぶ大切さとそこから自分の頭で考えることを養うこと、探究学舎の宝槻泰伸先生からは自発的にやる大切さ(高濱先生の自己決定力の話と通ずる)、東大准教授でゲーム学習論第一人者の藤本徹先生からはゲームで子どもが伸びる可能性を、NPO法人CANVASの石戸奈々子先生からは→2023/04/18
みっこ
34
わーい感想一番乗り!謎解きクリエイターの松丸くんと、教育業界第一人者たちの対談集。『子どもの好きを伸ばそう』はよく言われるけど、この本では『親の価値観で判断しない』大切さを学びました。子どもが何かに夢中になるとき、親はつい『勉強や将来に役立つか』を考えてしまう。でもそれって親の価値観でしかない。ゲームでも漫画でも入り口はなんでもよくて、そこからどうつなげていくかが大切。『勉強=辛い』も固定概念。『やらないをやるではなく、楽しくないを楽しいに変える』昭和生まれの私、感覚をアップデートさせていかなくては…!2023/04/09
亜希
28
読友さんのレビューに惹かれ手に取った。教育界の10人の方々の意見ももちろん参考になったけれど、それ以上に松丸くんに俄然興味を持ち、読後はナゾトキスクールを即図書館で予約した。息子が楽しんでくれるようであれば、ポケなぞは購入しようと思う。「子どもには好きなことをやらせよう」が共通の意見というのはわかってはいるのだけれど、現実としては時間的にも経済的にも難しい側面がある。それでも大切な我が子のために、無理のない範囲で実行していこうと思えた1冊でした。2023/08/25
kitten
15
図書館本。松丸さんはどっかで名前見たことあるかなあ?謎解きのヒト。松丸くんと教育界の十名との対談集。何人か知ってる人いたな。斎藤さん、中室さんは著書読んだことあると思う。教育ってなんだろう?成績を上げるってどういうこと?勉強は手段であって目的ではない。ゲームやITを使った新しい教育の時代になってくるのかな。好きなことを大事にすること。自己肯定感大事。勉強を楽しむ方法があればいい。松丸くんのこと、ちょっとナメてたけど、これはかなり面白かった。勉強になる。2023/05/17
ゆうちぃ
7
ここにも書かれていた! 読書は人との対話になる。 脳にはボーッとする時間が大事。 終始一貫して書かれていたのは、意志を持って自分のやりたいことを自分でやりたくなる力、そこを育てるのが根源的に最も重要。やらされてるでは最後結局ダメになるってこと。2024/08/10