日本の進む道 成長とは何だったのか

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日本の進む道 成長とは何だったのか

  • 著者名:養老孟司/藻谷浩介
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 毎日新聞出版(2023/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620327723

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内容説明

考え方を変えなければ、停滞は続く──。
人気解剖学者と『里山資本主義』の地域エコノミストが、ウクライナ戦争、コロナ禍が私たちにもたらすもの、必定といわれる南海トラフ後の日本の在り方を語る。
時代を生き抜くための異色対談。

目次

第1章 経済と政治の戦い 
第2章 大地震に備える 
第3章 循環再生で自足する地域 
第4章 教育問題の奥へ 
第5章 日本人の生き方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

62
このお二人の視点・視座には、いつも、納得するものがある。生き物としての人間の有り様を考える。中長期の視点を持ちながら、短期的に実践と振り返りを行う。サブタイトルにもある「成長」の2文字に囚われる人の多いこと・・なのか、誤魔化しだとわかりつつ諦めているのか・・・。いまだに、なにかあると「成長戦略」と言ったり、ウェルビーイング、SDG'sも曖昧なまま使い、数値化しようとする。そもそものところへ立ち戻る視点を持つことだと思う。2023/07/24

tamami

54
経済成長は60代以上の人々にとってのノスタルジーではないか、と対談は始まり、政治と経済との関わり、お金の儲け方に対する違和感へと話は続く。2038年に大地震が来るという専門家の話を引きながら、田舎に住みダウンサイジングして循環再生できる地域作りを目指すべき、と提案する。全体として、我々が普段考えようとしない事柄について、さり気なく重要性を説いていく。資本はお金だけにあらず、どこかの国が攻めてくる確率より大地震が起こる確率の方が遥かに高い、アリとキリギリスの話の中で、アリを極めた日本人等々、身につまされる。2023/04/19

あちゃくん

43
いずれ来る危機に備えよ、そしてその後の復興への道筋をイメージしておけ、ということかなと理解しました。2023/04/19

ムーミン

29
今の世の中、日本人の生き方、考え方……信用できないことばかりが見えてしまう。でも、信じたい。きっと多くの人はまっとうな判断をもって生きている人たちなのだと。これからの世の中を作っていく若者のために、精一杯自分の力を使いたい。2025/02/21

Sakie

16
話が嚙み合っているのか失礼ながら心配したが、日本に健全な森をつくり直す委員会でご一緒されている時点で関心領域は合致しているのだった。10年余先の日本に大地震が来ようと来まいと、日本人は遠からず困窮する。「日本社会をもっと自立した循環再生型にする」点で意見は一致を見る。我が家は跡継ぎがいないので、無闇に山や畑など所有したら後が困る、と考えていたが、もう、思うがまま好き勝手にやったほうが良いんじゃないかと思いかけてきた。個人が生きるために必要と思うやりかたを、少しでも道筋つけておいたほうが後続のためなのかも。2025/06/03

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