春陽文庫<br> 錯乱

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春陽文庫
錯乱

  • 著者名:池波正太郎【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 春陽堂書店(2023/03発売)
  • 夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)
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  • ISBN:9784394904236

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内容説明

第43回直木賞受賞作「錯乱」他計5作品を収録した短編集。池波作品を人気を決定づけた「鬼平犯科帳」「剣客商売」な ど江戸の市井人を描き出し人間模様の巧みさは独壇場である。収録作品は表題作「錯乱」「碁盤の首」「刺客」「秘図」「賊将」の5作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

76
藤沢周平・宇江佐真理の時代小説にハマって三人目、程々にしておかないと身が持ちそうにありません。直木賞の表題作を含む5篇の短篇集。【錯乱】は跡目相続がテーマ。藩主の突然の死によって、藩内が騒然となる。まだ2歳の愛児に家督を継がせることが、果たして許されるのだろうか? 70頁の短篇だが読みごたえは充分です。私は【碁盤の首】が好きです。二人の碁敵である下級武士の話。たかが百姓女ひとりへの戯事と…タカを括った下級武士への厳しい沙汰が下されます。藩主の「甘えてはならぬ!」との戒めです。初期の短篇も、おもしろいです。2023/04/05

優希

45
直木賞受賞作を含む短編集でした。どの短編も面白くて引き込まれます。それぞれに味がありました。2023/04/11

kawa

31
様々なテイストの池波ワールドの珠玉作が堪能できる短編集。前半3作はお得意の真田もの。「錯乱」は直木賞受賞作で後に「獅子」(既読)として長編に改作。「秘図」は火付け盗賊改めの徳山五兵衛(実在人物)が主人公。彼の「昼は謹厳、夜の痴愚」の人柄が楽しめるエロチック時代劇で本書のマイベスト。「賊将」は西郷隆盛の側近の桐野利秋。これまた、歴史好きとしてはうれしい一作。(池波正太郎記念館で「錯乱」を知り図書館リクエスト)2025/01/29

空猫

30
【第43回直木賞】藩主の死によって起きた混乱を描いた『錯乱』。戦の無い世に生きる武士とは『基盤の首』。派閥争いに巻き込まれて『刺客』。あの鬼平の隠れた趣味とは『秘図』。新政府と薩摩(西郷隆盛)との戦は、同胞同士の最後の闘いか『賊将』。どの作品も二転三転で読みごたえ、臨場感があり、とても楽しい時間だった。こういうのを「切れば血の出るような」と言うのだろうし、大人で男の骨太な小説と言うのだろうね。池波作品は漫画やドラマの方ばかりだったけど、やはり原作ももっと読んでみようかな。2023/06/03

たーくん

5
池波正太郎・春陽文庫復刊!第43回直木賞受賞作「錯乱」他計5作品を収録した短編集。池波作品を人気を決定づけた「鬼平犯科帳」「剣客商売」など江戸の市井人を描き出し人間模様の巧みさは独壇場である。収録作品は表題作「錯乱」「碁盤の首」「刺客」「秘図」「賊将」の5作品。2024/01/30

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