建築家は住まいの何を設計しているのか

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建築家は住まいの何を設計しているのか

  • 著者名:藤山和久【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 筑摩書房(2023/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480874122

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内容説明

理想を叶えながら、素人には思いもよらないアイデアを提供することで、暮らしのアベレージをグッとあげる建築家たちを取材した。彼らがつくる快適な住まいとは。

目次

はじめに/彼らの視点/手がかりは納まりの良し悪し〈広さ〉/広さの算定式/居心地は関係から生まれる/小よく大を制す設計術/天井が低くてなぜ悪い〈高さ〉/ふかわりょうの気づき/低い天井もまた良し/こもり感の醸成/建築を知るということ/豊かさを広げる技術〈動線〉/家事ラク動線の落とし穴/専門家の知見より先輩の意見/ダブル・ミーニングを仕込む/誰も知らない場所だからこそ〈寝室〉/なにかと気を使う部屋の実態/物置き化をめぐる二〇年史/理想の収納、現実の収納/エアコン依存問題/布石を打つ/縄張りは六歳からつくる〈子供部屋〉/スタディコーナーの躍進/それが生き物の本能だから/仲良しでいられる距離/語らうよりも食べること〈リビング・ダイニング〉/震災後、さらに広くなったリビング/のんびりと一家団欒をめぐる誤解/語らえない人たちが集まる場所をつくる/スペシャルがなければ〈キッチン〉/システムキッチンの「できません」/造作キッチンを選ぶ人たち/私だけのこだわり/不便を便利に変えただけでは/まるで建築家みたいな……〈住宅設計〉/掃き出し窓と階段に漂う「いかにも」/「住むための機械」が伝えたかったこと/建築家っぽい人、建築家っぽくない人/設計はもっと「いい加減」でいい/これも、住まいのかたち/いまどきの来客応対〈玄関〉/大きな収納、小さな住まい/あいまいの消滅/住む以上の価値を生み出す/ガラスの壁の意味するところ〈窓〉/不可解な掃き出し窓/「私の家には大きな窓がついている」/なんっにも考えてない建築家/シーンとして、機能として/見えないものをデザインするには〈冷暖房〉/エアコン一強時代の小さなプロジェクト/究極の心地良さ「気流感」/住宅業界の野口英世問題/名前はまだない〈半屋外〉/遠い心配、近いリスク/自転車の哀しい末路/うちにもこういうのがほしかったんです/居心地の良い小部屋/いい考えが浮かぶ名前/平らの誘惑〈家具〉/リビングのテーブルは何のために/何を見て過ごしたいのか/見えないワークスペース/日本の夜を落ちつかせたい〈照明〉/ニッポンの多灯分散式/東アジア人の宿命として/アトリエ建築家の深謀遠慮/終の住処は新築で〈老後〉/リフォームでもなくマンションでもなく/ある独身女性の決断/一生に二度家を建てる方法/愛しのわが家は一代限り〈改修〉/古い家を改修して住み続ける人たち/乾式工法という一大革命/木材の再利用を阻むもの/限りなく低いサスティナビリティ/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんみー

17
住まい方を一考してみましょう。リビングって何のためにあるの?天井高って高ければいいの?窓は南に面して広ければいいの?子ども部屋は6帖以上必要か?みなさん、よーく考えてみましょう。そんなことを考えるのが設計のお仕事なんです。2025/02/18

art_mr

9
著者が「ウェブちくま」で連載していた「もしも家を建てるなら」を書籍にまとめた本。玄関、リビング、天井、寝室、子供部屋など家の各所についての情報が満載。効率的な動線を求めるあまりのそれ以外の機能性の排除。低い天井には高い天井にはないこもり間がある。他の用途を持たせても寝室は寝る所または物置。親は子供部屋に興味がない(あればいい)。広いリビングは退屈で、人の目があり全員で、または許可制でないと寛げない。物流倉庫化する玄関、などなど。面白かったです。うちは賃貸だけど、60代で小ぶりの平屋新築、憧れるな…2024/07/26

江津 有倣

9
建築専門誌の編集長を務めた編集者が、建築家から聞いた住宅設計の小話を集めた書籍。当たり前のように思っていた住宅の設備や間取りが案外最善ではないという話が多く紹介されており、驚きが多かった。「お前んち天井低くね?」という芸人のネタから、果たして天井が低いのは悪いことなのか、という問いを深掘りしていく章が印象に残っている。高い天井が急勾配な階段と野暮ったい外観を生み出すというのは発想がなかった。家を建てる予定がなくても。家に住んだことあるひとであれば一読をお薦めしたい。オススメ度:☆☆☆2023/12/29

kazuchan1209

8
リビングは狭くてもよいという考えが一番参考になった。家はくつろぐ場所ではなく、さまざまな作業をする場所と捉える。さらに日本人は外人のように暖炉のまえで語らうのは向いていないという。リビングを広くしてもひとりでいるだけのポツンとした場所になっては意味がない。2023/12/24

qoop

8
建築雑誌の編集を務めてきた著者がそこで得た知見を踏まえ、住宅建築の常識を疑い、オルタナティブな選択肢を提示する一冊。天井を高くする必要はあるか、日本人の生活にリビングは必要か、という問いかけなど、自分自身の希望として、思い込みでなく理由を述べられるか、改めて住宅の要件に再考を迫られる。2023/01/04

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