世界の広場への旅 もうひとつの広場論

個数:1
紙書籍版価格
¥2,750
  • 電子書籍

世界の広場への旅 もうひとつの広場論

  • ISBN:9784395320905

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

広場とはどういうものなのか。東欧の広場を皮切りにヨーロッパ各地、東アジアにおよぶ実測調査を通して、都市の広場の歴史的成立ちをその時代、国家から読み解く新しい広場論である。都市・広場の調査図面、スケッチ・写真を使うことにより、あたかもその広場にいるかのような空間体験ができる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

55
様々な広場的空間と成立ちが興味深い。マドリードから谷中夕焼けだんだんまで。広場スケッチが、行った所は思い出を呼び覚まし、まだ見ぬ所は旅へ誘います。プラハ/ヴァーツラフ広場の激動の歴史、スロバキアの車道間街路型も語られます。2017/08/04

林克也

5
広場って何だろう。人類の歴史・文化・思想の形成、そして今後も人類が継続していくために、どちら側に立つ人にとっても必要な施設、場所、装置なのだろう。この本では実地調査で寸法を計測しているが、それだけでなく、光・日照・影の効果とか、風の流れる方向や匂い、音などについての調査と評価もあると面白いと思う。こういう学術調査は、やっている人が一番面白く、こちら側(読む人)にとっては、一枚ベールがあり満足感や理解度にモヤモヤ感を抱くが、ものの見方の参考、そして刺激となるため、これからもいろいろな分野の本を見ていきたい。2019/07/23

chang_ume

5
最近ちょっと流行の広場論。共通の論点は「広場空間」に加えて、非定型の「広場的空間」を大きく扱うことでしょうか。本書でも「街路型」と分類される集合空間を抽出することで、日本の事例(浅草仲見世など)も広場論の範疇で語っています。これはなかなかまち歩きの補助線になり得ますね。都市のどんな空間で、群れの活動=出来事が行われているか。あるいは活動によって、都市のどこが広場として実体化されるのか。つまりは、都市の「ふくらみ」をどこに見つけるというか。広場探しのゲームといった感も。歩きながら考えてみたいことです。2017/12/13

摂津の鰻。

4
課題の参考になりました。スケッチが好きで何回も読み返しました。2019/12/05

3
街路を思いっきり広場空間にしちゃうスロバキア人に驚き。2017/07/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11986163
  • ご注意事項

最近チェックした商品