内容説明
地域への関心が多様な地誌、名所図会や諸国奇談を生み出した近世後期、各地の今と歴史に向かう視線は妖異や奇譚をどう扱ったか。その仕方に知のありかとその変容を読みとる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
3
18世紀半ば以降の地誌における奇談的要素を扱ったブックレットだ。 次第に地誌のなかに奇談的要素が見られるようになり、やがてその内容も洗練されて読みものとしての完成度が高まっていくという内容である。思いもかけない角度から奇談に迫っており、刺激的な話題に満ちていた。 扱われているのは、菊岡沾凉『諸国里人談』、秋島籬島の諸作、『紀伊国名所図会』、『信濃奇談』などなど。 図も多数が収録されているのが嬉しい。 2026/10/21
紅林 健志
1
地誌と奇談との関係を史的展開に添って整理する。「奇」なるものの扱い方の変化は興味深かった。2023/05/16
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