ブックレット〈書物をひらく〉<br> 雲は美しいか - 和歌と追想の力学

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ブックレット〈書物をひらく〉
雲は美しいか - 和歌と追想の力学

  • 著者名:渡部泰明
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 平凡社(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582364699

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内容説明

雲が和歌の歴史の中で、とりわけ別れの主題に関わって積み重ねた美を追想することでまた新たな作品を生む。その力学を解きほぐす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

14
和歌に詠まれた雲の歌から変遷を辿っていく。『万葉集』では妻や恋人との別れ、同じ雲を見ている。平安になると中国の神話の影響で雲は姫の化身というような。「浦島子(姫)」伝説。煙は隠すもの、荼毘する煙と同一視して、亡き者を追想する歌へ。『源氏物語 葵、夕顔』。『新古今』以降になると幽玄の世界。夏の雲を眺め、遠い世界を想う。https://note.com/aoyadokari/n/n4337fbe46ea52023/07/10

きょう

11
挑戦的にも思えるタイトル。和歌を味わうことはその歌を詠んだ人の思いに寄り添うこと。万葉集ともなると、その歌を後世の多くの人が読んで味わったり本歌取り、さらに創作したり。時代によって捉え方も変わるのですが。雲に限って歌を取り上げてあるので、月に雲、富士に雲~いやいや富士には煙を取り合わせるべきとの批評がありハッとしました。富士山を火山と見ていた時代が長いのですね。雲居、を亡くした人と重ねるのは現代なら星になったとかですが、仏教の来迎図を見て、雲に乗って行く所と思われたからではと思ってました。2024/01/24

はるわか

8
雲は歌ことばきっての名脇役である。2024/01/06

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