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内容説明
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江戸時代中期、京都の青物問屋に生まれた若冲は、幼いころから絵を描くことが好きでした。20代はじめに父が亡くなり、長男だった若冲は父のあとを継ぎ、青物問屋の主人として働きます。しかし絵を描くことをあきらめられない若冲は40歳で弟に家業をゆずり、画家に専念します。若冲は、鳥や虫、魚から野菜や植物までを丁寧な筆づかいで描いていきます。目の前の、生きているものの命を生き生きとえがきたいと考え、独自の技法と表現をおいもとめ、亡くなるまで画業に身をささげました。そんな伊藤若冲の生涯を、まんがで楽しく読むことができる１冊です。「裏彩色」「筋目描き」「マス目描き」など、若冲が使った絵の技法も、まんがの中やイラストでわかりやすく解説。これを読めばきっと絵が描きたくなります。
目次
裕福な商家の息子
四代目桝屋源左衛門として
画家デビュー青物市場を守れ！
石仏でテーマパークをつくる！
９つの質問でわかる！伊藤若冲ってこんな人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こふみ
19
遊び心のある絵や様々な技法を駆使した絵の数々。実物を見てみたいです。2023/12/03
えすてい
11
つい最近まで知る人ぞ知る絵師だった伊藤若冲。京都の青物問屋の跡取り息子として生まれ幼い時から自然観察への鋭い目線を極めて絵の才能を発揮してたがそれだけでなく伊藤若冲は信仰の人であるとも読み取れる。彼の作品には生命に宿る仏性が絵と一体化し不可分のものだ。信仰心がなければ伊藤若冲は伊藤若冲なりえなかっただろう。ところで伊藤若冲は家業である青物問屋経営にいそしんでいたため遅咲きで絵師として大成した。Z世代がSNSで早々にいいねが無数につきバズることが持て囃される今、時が来るのを待ち続ける大器晩成の大切さも説く。2023/04/05
Eri
3
娘小5図書館。 作品は知っていても、人となりは知らなかったので、どのように生きた人なのか知ることができてよかった。 画作だけでなく、様々な技法を編み出していたのもスゴい！商売を守るために嘆願書をまとめたりもしていて、多才だなぁ、と。 だいたいこういう突き抜けた人って、その才能のこと以外はからっきしだったりするじゃない……2023/12/11
kaharada
1
カエル、かわいすぎるww色んな技法があるんだなあ。2023/10/31
マシュー(new)
1
若冲についてほとんだ知らなかったので拝読した。観察眼と情熱。2023/08/26
