集英社オレンジ文庫<br> 宋代鬼談 中華幻想検死録

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集英社オレンジ文庫
宋代鬼談 中華幻想検死録

  • 著者名:毛利志生子【著】/宵マチ【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 集英社(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086804950

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内容説明

科挙に合格した青年・梨生は、地方へ赴任する道中、水死し鬼に転じた男・心怡と出会い、心怡が輪廻に戻るための見届け役として従者に雇うことになる。それ以降、梨生の目にはなぜか死者の亡霊が見えるように。新人官吏・梨生の仕事は、任地の帳簿管理、そして県内で発見された遺体を検死すること。そんな梨生のもとに正体不明の頭蓋骨がもたらされ、同時に謎の幽鬼が姿を見せる。折しも赴任地では数ヶ月前から行方不明者が多発しているという。骨の主はなぜ殺害されたのか? 梨生は己が目に映る幽鬼の姿を足がかりに、心怡とともに謎解きに乗り出す――。声なき死者の恨みを雪ぐ、中華幻想怪奇譚!

目次

いびつな食卓
首のない男
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
宋の科挙に合格した心優しい青年・梨生が、地方官として赴任する道中で、水鬼に転じ川に縛られた男・心怡と出会う中華幻想怪奇譚。お人好しな性格で見届け役として心怡を従者に雇った梨生が、主簿として発見された遺体を検死するたびに幽鬼が見えるようになってしまい、それを活かして心怡や県尉の開武と人肉食事件や首のない死体といった事件の真相に迫る過程で、関係者たちの複雑な想いもまた垣間見えてくる展開でしたけど、知県の智項が抱える秘密は今後何かに活きてくるのか、要所で出没する謎めいた薫彩華の存在も気になるところではあります。2023/03/16

紅羽

5
コバルト文庫版からの再販だと知り、後から積読の棚を確認するとありました。同じ表紙で二冊…。慌ててこちらを読了。宋の時代を舞台にした死者の生前の姿が見える役人の活躍を描いた作品。彼らの追う事件の裏に潜む女の存在。彼女は一体何をする為に暗躍しているのか気になります。2023/05/12

punto

4
毛利さんの、しかも鬼の出てくる本!と思って手に取りました。私が好きなおにはかわいい系なので、期待通りということはほとんどないのですが、今回は水鬼ということで、水死体風だったのは少し残念でした。しかし、相変わらず主人公がナチュラルに立派な人で、そこが好きです。2023/04/23

たるぱ

3
面白い中華ファンタジーご紹介頂いたんだけど積み本をまず消化する事に☺️こちらの作者さん「風の王国」がめちゃくちゃ巻数凄いのでまずはこちらを読了📖めちゃくちゃ好みで面白かった✨これ続編無いのかな…。是非シリーズ化して頂きたいーー‼️主人公も好みなタイプだし( ≖ᴗ≖​)ニヤッ。知県の徐智頊も謎な感じでもっと知りたい‼️毛利先生、続編よろしくお願いします🙇‍♀️❤2023/11/03

kokekko

2
2015年に発売されたコバルト文庫の再録作品。ほかのどの時代の中国でもなく「宋」の物語! という感じはあまりしなかった。最後のあとがきが一番興味深かったが、作者の心と猫たちの平穏を祈る。2023/03/19

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