講談社+α新書<br> キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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講談社+α新書
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

  • ISBN:9784062723121

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内容説明

名著、現代に復活! 世界を滅ぼす一神教の恐怖!!――世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者=ブッシュ、アメリカの危険を100年前に喝破!!

●松原隆一郎氏「西洋の価値体系を徹底批判」

●被告・キリスト教は有罪です。私はキリスト教に対して、これまで告訴人が口にしたすべての告訴のうちで、もっとも恐るべき告訴をします。どんな腐敗でも、キリスト教以上に腐っているものはないからです。キリスト教は、周囲のあらゆるものを腐らせます。あらゆる価値から無価値を、あらゆる真理からウソを、あらゆる正直さから卑怯な心をでっちあげます。それでもまだ、キリスト教会の「人道主義的」な祝福について語りたいなら、もう勝手にしろとしか言えません。キリスト教会は、人々の弱みにつけこんで、生き長らえてきました。それどころか、自分たちの組織を永遠化するために、不幸を作ってきたのです。

●キリスト教が世界をダメにする
●仏教の素晴らしいところ
●イエスは単なるアナーキスト
●イエスとキリスト教は無関係
●オカルト本『新約聖書』の暴言集
●キリスト教が戦争を招く理由
●キリスト教は女をバカにしている
●キリスト教が破壊したローマ帝国
●十字軍は海賊
●ルネサンスは反キリスト教運動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

67
『♪ソッソ、ソクラテスかプラトンか、♪ニッニ、ニーチェかサルトルか、♬みんな悩んで大きくなった♫大きいわ大物よ、♬俺もお前も大物だ~』のニーチェである。この本は非常に読み易く書かれているが、原書は「アンチクリスト」という本らしい。話し言葉風で現代語に超訳しておりニーチェの思想が十二分に伝わってくる。些か、過激で、感情的になり過ぎている様にも感じられ、大胆な意訳もあり、全て鵜呑みにする事は非常に危険極まる迷著である。座右の名にしたい本だが罵詈雑言で粗っぽすぎる本です。著者の適菜さんが若い事にもびっくりした。2012/05/10

harass

62
ニーチェ著作の超訳。キリスト自体よりもその死後の弟子たちへの批判とそれの延長である西洋文明への批判。俗っぽさを含む現代日本語と呪詛のような怒りと内容に苦笑いしてしまう。ニーチェの根本主張である、道徳価値の転倒と「真理」とそれを利用してきた僧侶階級、学者への批判などが盛り込まれていて、原典読むまでも無い人には、入手しやすく安価なのでおすすめ。非常に読みやすく注も皆無だが、よく読むと鋭い指摘があるのに読み流してしまう恐れがある。思想書はある程度の品格のある文体が必要だと分る。読む速度を落とさせ考えさせる文体が2017/03/06

mazda

28
読み終わった後の率直な感想としては、作者は本当にキリスト教が嫌いなんだな、ということである。ただ、一つ一つの話が何故そういう結論になるのか、理論的な話が欠如しているので、読んでいて理解できても、納得できることは少ない。哲学者らしい、と言えば納得か。「科学はキリスト教の最大の敵」とかいているが、それなら、もう少し科学的な論証を入れて欲しかったかな、と。2014/01/20

keiトモニ

23
違和感なくスーッと。“支配者に復讐するために、支配者の神を悪魔と考える…”昨今の、靖国に対する中韓がそうで、よく分ります。ニーチェ風に言うとまったくおめでたい奴らという事に…。世界の中心で愛を叫ぶ驕り、それは中国南北朝鮮そして米国等の指導者もそんな感じですかね。“新約聖書には、劣悪な本能はあるが気力はなく、あるのは臆病で現実を見ず、自分を騙している姿だけ…。キリスト教というのは価値の標識”いやはやキリスト教徒を中韓・北朝鮮に置き換えると理解できませんか。“カントの本質はデカダンスにすぎないのです…”ほう。2013/12/29

さきん

16
キリスト教は有罪です。私はキリスト教に対して、もっとも恐るべき告訴をします。どんな腐敗でも、キリスト教以上に腐っているものはないです。キリスト教は、周囲のあらゆるものを腐らせます。あらゆる価値から無価値を、あらゆる真理からウソを、あらゆる正直さから卑怯な心をでっちあげます。それでも、キリスト教会の「人道主義的」な祝福について語りたいなら、もう勝手にしろとしか言えません。キリスト教会は、人々の弱みにつけこんで、生き長らえてきました。それどころか、自分たちの組織を永遠化するために、不幸を作ってきたのです。 2016/02/15

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