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内容説明
必要なのは「ビジョン」と「戦略」
中川政七商店の経営を伝えた半年間の記録
「ビジョン＝志」を起点に、いかにしてビジネス全体の設計図をつくり上げるか。「ビジョンの立て方」から「競争戦略と戦術」「ブランディング」「コミュニケーション設計」「問題解決」まで、中川政七商店の経営メソッドを全公開！
地方に、志と能力がある人材を還流させる──。中川政七商店 十三代、中川淳が野心的なプロジェクト「アナザー・ジャパン」を立ち上げました。日本各地から参加した学生18人が半年以上をかけて経営を学び、実際に店舗を経営する。その経験が将来、起業や転職を考えたときによみがえり、地元に戻って活躍する。そんなシナリオを描き、これまでに培った「ビジョン起点」の経営ノウハウを学生たちに語り尽くしました。
本書は、中川政七商店と三菱地所による「学生経営×地方創生プロジェクト＝アナザー・ジャパン」を舞台に、2,640時間にわたる舞台裏を追い、これからの時代に求められている志ある商売のつくりかたを収録。日本初「ビジョン×競争戦略」の実況中継的教科書です。
新たに商売を始める人も、現役の経営者も、プロジェクトリーダーに任命された会社員も、学生も──働くすべての人に捧げます。
目次
１章．会社と中期経営計画
２章．競争戦略と戦術
３章．３つの現状分析
４章．マーケティング
５章．ブランディング
６章．ビジョン
７章．コンセプト
８章．ミッション、バリュー、行動規範
９章．プロダクト
10章．コミュニケ－ション
11章．オペレーション
12章．問題解決
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうたろう
3
読んでるこちらにも志が伝わりました。全てがストーリーになってて、ぶれない指針ができていく様は見習いたいものです。おいちゃんたち学生に負けてるかもな。がんばろ。2024/01/17
Book shelf
2
国内をいくつかの地域に分け、各地域から選抜された大学生と全国ブランド中川政七商店が新しい取り組みを始めた。ゼロから作り上げていく様子をまとめたのが本書で、リアルにブランディングやマーケティング、戦略、お金の管理を決めていく様子は、新しく何かを始める企業にとって役に立つのではないか。中川政七商店はコンセプトから綿密に作り上げていく企業なので、中小零細企業にとってここまで徹底することは難しいかもしれないが、考え方としても参考になる。理論だけではしっくりこなくても本書はリアルな取り組みなので分かりやすい。2023/05/27
Go Extreme
1
個人の意思→会社→ビジョン・ミッション・パーパス 設計図の実装：プロダクト・コミュニケーション・オペレーション ビジョンからユニークな競争戦略を導く ビジョン：自己実現・社会貢献・利益追求の重なるところ 会社の力＝ビジョン×競争戦略×競争能力 SWOT分析：まずは手の届く強みと弱みに注目 セグメンテーション←ビジネス視点 ポジショニング←顧客視点 AISASフレームワーク：消費者はどんどん認識変容する ライフスタンス≒ブランド力 ビジョンの主語は私・たち→熱量を伝え機能 行動規範→現場レベルの判断を容易に2023/05/07
Hiroyasu
0
起業に向けてのリアルな経過が為になった。学生が主体なため、少し緊迫感が少なかったが、事業を立ち上げる道筋は、参考になる。2024/03/08
イシリョウ
0
勤務先の現在のビジネスモデルに様々な課題感を感じていた部分があり、自分で色々な勉強をしたいと考えている中で本書に出会いました。 ビジネスにおける「ビジョン」「戦略」「戦術」とは何なのか。深く考えるきっかけになる一冊だと思います。 口語調で記載しているページがほとんどで、説明内容が図示されているページ多いので読みやすいと思いました。2023/12/03
